ハナウマ湾でシュノーケリング!

オアフ島の観光情報

ハナウマ湾は、波が穏やかで海の透明度も高く、熱帯魚やウミガメが生息する自然豊かなビーチです。このため、トロピカルな魚たちをを観察できるシュノーケリング・スポットとして、大変人気を博しています。

ハナウマ湾の正式名称は、「ハナウマ湾自然保護区」(Hanauma Bay Nature Preserve)といいます。単なる海水浴場ではなく、海洋生物などを保護する管理区域となっています。オアフ島のハワイ・カイ地区(オアフ島 南東部)に位置しているため、ワイキキからも さほど遠くなく、TheBus(ザ・バス)やレンタカーでのアクセスも良好です。

本ページ(1ページ目)では、「ハナウマ湾の概要&楽しみ方」を、2ページ目では 「食事、貴重品管理、注意事項」 について、3ページ目では 「ハナウマ湾への行き方(3通り)」 について解説しました。

シュノーケリングのベストスポット


ハナウマ湾は、外海の荒波や潮の流れの影響を受けにくい「U字型」(C字型)をした理想的な形状の入り江となっています。”気の遠くなるような時間” を経て、火山の噴火口が 海の波 で浸食され、現在の形となったそうです。

そして、そんな穏やかな入り江には、これまた “気の遠くなるような長い時間” を経て「サンゴ礁の浅瀬」がたくさん形作られてきました。サンゴ礁は、熱帯魚にとって “居心地の良い絶好の住み家” ですので、一杯集まってきています。これらを観察する人間にとっても、「シュノーケリングのベストスポット」といえます。

見られるお魚は、黄色の色がまぶしい「キイロハギ」、白と黒の縞模様がかわいい「シマハギ」、背びれが大きい「ヒレナガハギ」、長い背びれが特徴の「ツノダシ」、その他「スズメダイ」の仲間など、300種類もの熱帯魚が棲息しています。常時50種類程度は確認可能とのことです。運が良ければ、アオウミガメに遭遇し、一緒に横を泳ぐこともできます(ただし接触厳禁です)。既述のとおり「穏やかで遠浅の海」ですので、ライフジャケットを着用していれば、お子さんも安心して海中の観察を楽しめます。

施設の利用方法&楽しみ方

ハナウマ湾自然保護区には、海洋環境の保護(本来の姿に戻す&維持すること)を目的に、教育ビデオの視聴義務や、餌付け禁止など、様々な規制があります。また、保護区の維持管理費用として25ドルの入場料を徴収しています(2023年6月時点)。12歳以下とハワイ州民は無料となっています。

入場する際は、付設の「海洋教育センター」(Marine Education Center)で教育ビデオを視聴することが義務付けられています。入園料を支払うと、ビデオ上映時刻が記入されたチケットがもらえます(視聴しないとビーチへ行けません)

視聴後、「名前リスト」に記名した人は、その後1年間は視聴免除となります。上映時間は約10分で、イヤホンで日本語の解説を聞くことができます。教育ビデオといっても、ハワイの女性ボーカルグループ Na Leo(ナレオ)のBGMが流れるなど、心地の良いビデオになっています。

ビーチは、「海洋教育センター・駐車場・スナックバーの場所」から 500m ほど坂を下った場所に位置しています。行きは 下り坂 なので そこそこラクですが、帰りは疲れていることもあって少々しんどいです。また、この坂道の区間にはトラム(連絡バス)が運行されています(入場料に含まれますので、別途支払いは不要)。

施設には、シャワー室&トイレ(ビーチに3か所)、更衣室(駐車場横のトイレ内、シュノーケルショップ脇の2ヵ所)、スナック・ショップ(軽食。園内ではなく入口の外に立地)、小さいおみやげショップロッカー(小:$8、大:$10)があります。ライフガードも常駐しています。ひととおりの設備は揃っています。

おすすめの時間帯は?

ハナウマ湾に行く「ベストな時間帯」は、午前中の早い時間帯です。午後になると、多くの観光客が海に入りますので、砂が巻き上がって水が濁りやすくなりますし、風も出てくるので、その影響でやはり水が濁ります。朝早い時間帯は、水が透き通っていることが多く、気持ちよく楽しめます。

また、交通手段の観点から考えても、朝早い時間帯の移動がおすすめです。TheBusは、行きは問題なく乗れても、帰りのバスが大変混んでいて(ビーチから一斉に帰る、始発ではないため先客が乗車/着席済み)、下手するとバスに乗車するために1時間以上待たなくてはならない、といった事態になる場合があります。レンタカーで行った場合は、朝なら駐車場が開いているのですが、10時ぐらいに到着すると「すでに 満車で駐車できない」といったこともよく起こります(路上駐車はレッカー移動されます)

このため、朝の早い時間帯に行って、早目に帰るのがベストのようです。ストレスを感じずに楽しみたいですね!

いざ、シュノーケリング!

水中探索のアイテムを活用!

ビーチに行くと、シュノーケリングを有料で貸し出しているお店があります。ここでお金を払って借りてもいいのですが、「視力が悪いけれども視界くっきりで見たい方」は、あらかじめ日本で「自分に合った”度付き”の水中メガネ」など調達しておくといいですね(アマゾンや楽天市場などで 最適な度数 のものを入手できます)

また、”パイプのマウスピース” は口に含む部分ですので、「他人との使い回しが気になる方 や 業者のテキトー洗浄!?が気になる方」は、同じく日本から持参していくといいですね。ただし、日本からの持参は「結構な荷物」になりますので、普通のものでよければ、ワイキキのABCストアやスーパーでも購入できます

なお、レンタル業者から シュノーケル用の水中メガネとパイプが “合体” しているものを借りる場合、「パイプだけ外して(交換して)使う」ようなことをしようとすると、運が悪いと接続部分がちぎれて弁償する羽目になりかねません。気をつけましょう。

パイプが必要ない人は、水中メガネだけでも持参する(or レンタルする)とイイですね。華やかな “アンダーウォーター・ワールド” を満喫できます。

ライフジャケットについて

遊泳中は、ライフジャケットの着用をおすすめします。シュノーケリングする際は、気が付くと長時間泳ぎっぱなしということもあるので、安全のためにも着用しておくといいですね。旅行会社のツアーに参加した場合は、シュノーケルとセットで貸し出してくれる場合があります(要確認)。お子さんがシュノーケリングをする場合は、必ず着用するようにしましょう。

ネット通販でキッズ・ジュニア用が1,000~3,000円程度で販売されています(他のビーチやプールでも使えますので、買って損はないです)。空気注入式の「かさばらないタイプ」も販売されていますが、穴が開くリスクもあります。空気式をお子さんが利用する場合は、十分に注意してあげてください。

アクアシューズ or フィンで足を保護

浜辺は結構ゴツゴツしていて、また水中に入るとサンゴもあるなど、そこら中が「足をケガしやすい環境」となっています。このため、日本からあらかじめ水中用のシューズ(アクアシューズ)を購入して持参するか(Amazon、楽天市場などで入手可)、ビーチのレンタル業者からフィン(足ひれ)を借りるなどの対策をした方が良いと思います。

レジャーシートで休憩場所を確保

なお、ビーチで休憩するための レジャーシート があると便利です。日本から持参していない場合は、ABCストア や ホテル周辺のスーパー で購入しておくといいですね。なお、旅行会社の1日ツアーに参加の場合は、シュノーケルやゴザをセットで貸し出してくれる場合もあるようです。

水溶性のオイル&日焼け止めは使用禁止

“水溶性” のサンオイル や 日焼け止め の使用は禁止されています。海水に溶け出すことによって、サンゴが死滅する等、悪影響を及ぼすとのことです。

不溶性オイル等は使用可能で、現地のABCストアなどで簡単に入手できます。湾内は水の循環が緩やかで「汚れやすい環境」になっていますので、気をつけたいですね。

サンゴが白っぽくなっているのは「白化現象」といって、サンゴが死んだ状態になっていることを意味しています。(海水温上昇など、他の原因も影響していると思われますが)ハナウマ湾の白化現象は90%にも及び、深刻な状態に陥っています。いつか カラフルなサンゴ が見られる日が戻ってくるといいですね。

背中、日焼けします!

ハナウマ湾は、お魚の宝庫。シュノーケリングに熱中しすぎて、気が付いたら 背中が真っ赤に日焼けした状態 になります。天気が良い日は、シュノーケリング日和でもあるのですが、下手すると「火傷(やけど)に近い状態」にもなりかねません。

背中に日焼け止めクリームを塗っても、徐々に効果は薄れてきますので、やはり限界があります。このため、もし荷物にならなければ、ラッシュガード(上着用の水着)を持参されることをおすすめします。

ラッシュガードは、近頃ではプールや海水浴の必須アイテムになりつつありますね。背中の日焼けほど辛いものはありませんので(夜中 仰向けに寝るのがつらい etc.)、気を付けたいですね。

沖合に行くのはリスクあり

注意:「沖合に行けば行くほどウミガメに遭遇できる」と書いてある情報ガイドなどもありますが、沖の方は潮の流れがきつくなり、戻ってこれなくなる可能性が十分にあります。「ハナウマ湾は安全」とはいっても、実際のところ死亡事故が起きているのも事実です。「シュノーケリングの装備」で深いエリアには行かないよう 自制しましょう。足の届く範囲内で、安全に楽しみましょう

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