長期滞在者必見:カマアイナ割引を活用してお得生活!

ハワイの生活情報

ハワイの動物園や水族館、美術館などで、料金表に「カマアイナ : ○○ドル」と書かれているのを見かけます。一般の料金の3割引きになっていたり、半額だったりと、驚くほどの激安料金です。

カマアイナ(Kamaʻāina)とは、「土地の人≒ハワイ在住者」という意味です。つまり、「地元ロコ限定のスペシャルプライス」が、3割引き、半額 … ということです。

このシステムのスゴイところは、日本人留学生、就労者、そのご家族といった「長期滞在者」であっても、一定の手続きを踏めば(州IDを取得)、恩恵にあずかれるという点です。

本ページでは、料金が大幅値引きになる「カマアイナ・レート」の魅力や仕組みについて迫ってみたいと思います。知るだけでも トクした気分になります。留学や移住を考えている方々も、この特典を活用すれば、スムーズにハワイライフを楽しめることと思います。

カマアイナとは?

ハワイ語の カマアイナ とは、” カマ ” が「人」で、” アイナ ” が「土地」という意味になります。つまり、直訳すると「土地の人」(=ハワイに住んでいる人)という意味になります。

元々は、ハワイで生まれ育った人のみを指していた言葉でしたが、現在ではその対象範囲が拡大されて、「外国人であっても、長期滞在者ならカマアイナに含まれる」という扱いになっています。

このため、日本人留学生や、就労ビザでハワイに長期滞在している方々も、(後述の)身分証を作成し、提示すれば、冒頭でご説明した カマアイナ・レート(ローカル限定の激安価格)で サービスの提供を受けられます。

この カマアイナ・レート(Kamaʻāina Rates)という言葉は、「カマアイナ・ディスカウント」(Kamaʻāina Discounts)とか、「カマアイナ・スペシャル」(Kamaʻāina Specials)、「カマアイナ・ディール」(Kamaʻāina Deals)など、状況に応じて若干言い回しが変化しますが、どれも ほぼ同じ意味です。

お店や施設にもよりますが、10%割引とか 30%割引などは当たり前で、すごいところだと50%割引(半額)になっていることもあります。旅行者からしてみると、「まばゆく光り輝く 特別プライス」としか言いようがありません。

カマアイナ・レート 導入施設の特徴

観光客向けの施設や店舗が多い

カマアイナ・レートを掲示している施設を色々探してみたところ、海外やアメリカ本土からの 旅行客が利用することの多い レジャー施設(動物園、博物館、ゴルフ場等)、レストラン&ショップ、ホテル などが中心だということがわかりました。

旅行客にとって「いいなぁ~」と思える施設が この 割引レート を積極的に採り入れていますが、逆に 地元ローカルが普段利用するようなお店では、カマアイナ・レート は無い(存在しない)ことが大半のようです。

「ウチは、外国人や アメリカ本土からの旅行客も 多く利用する施設だけど、地元住民には 大幅値引きするから、敬遠せずに 是非来てね!」といった感じです。

つまり、ローカルの人達たちにも足を運んでもらう目的で実施している施設・店舗が多いようです。もちろん、日本人留学生&ビジネスマンにとっても、利用価値の高いところばかりですので、是非活用したいですね。

旅行客の来訪者数は、オンシーズンとオフシーズンで かなり差がありますので、季節によって売り上げも大きく変動します。一方で、地元ロコ&長期滞在者は、年中ハワイに住んでいるわけですから、是非とも足を運んでもらって売上を伸ばしたい、ということですね。

物価の高いハワイでは大変重宝

最近のハワイの物価上昇率は 著しく、施設入場料やレストラン料金などが どんどん値上がりしています。目立つものですと、10年前の2倍近くにまで跳ね上がっているものもあります。

また、ハワイ州は「生計を立てることができるランキング」で全米ワースト1になっています。そういう「物価の高いハワイ」だからこそ、「カマアイナ・レートの価値」がより一層 高まります。

将来、いつか訪れる!? かもしれない「ご自身のハワイ留学 or 就労」のチャンスがありましたら、あるいは ハワイ在住のお友達と遊ぶ機会がありましたら、この特別割引サービスを “骨の髄まで” しゃぶりつくしたいですね。使えるものは、何でも使っちゃいましょう!

カマアイナ割引を受けるためには?

ところで、長期滞在者が カマアイナ・レート の適用を受けるためには、ハワイ州に住む住民であることを証明する IDカード を提示する必要があります。

IDは、原則として 運転免許証 か、ステートIDカード(Hawaii State Identification Card)のどちらかになります。

学生証(Student ID / Student Identification Card)や 職場IDカード(Work ID Card)の提示で カマアイナ・レートを適用してくれるお店も 一部ありますが、やはり免許証 か ステートIDカード の提示を求めてくところが多いようです。

長期滞在者の方で、近々 現地で免許を取得するご予定がないようでしたら、とりあえず「ステートIDカード」を申請・取得しておくといいですね。

ステートIDカードの申請方法については「ハワイ州・ステートIDの申請・取得方法」にまとめました。ご参照いただければ幸いです。

留学や移住をお考えの方も、これらの制度(カマアイナ割引&ステートID申請)を知っておけば、スムーズに「楽しい節約生活」を始められると思います。

カマアイナ・レートを提示している施設

「カマアイナ・レート」を提示している観光施設、レストラン&ショップ、ホテルをご紹介します。ジャンルごとに「カマアイナ・レートの割引率」「実施の有無の確認方法」などが全く異なっています。個別に解説したいと思います。

カアマイナ割引:観光・レジャー施設

以下の観光施設(レジャー施設)では、公式サイトで「カマアイナ」向けの特別価格を明示しています。どこも「ハワイを知ったりハワイを満喫したりできる施設」ばかりです。

ホノルル動物園&美術館は、半額で入場できますし、ハナウマ湾自然保護区なら、なんとタダで入場できます。その他の観光施設も 20~40%引き の価格で入場・利用できます。

ゴルフ場は 更に大盤振る舞いで、60%以上の値引きをしてくれます。ゴルフが好きな人にとっては、たまりませんね。

【 カマアイナ割引 を採用している施設 】

  • ホノルル動物園:$19 ⇒ $8(詳細
  • ワイキキ水族館:$12 ⇒ $8(詳細
  • ホノルル美術館:$20 ⇒ $10(詳細
  • ハナウマ湾自然保護区:$7.50 ⇒ 無料(詳細 – HPアクセス困難
  • イオラニ宮殿(一例:オーデイオ・ツアー): $20 ⇒ $16(詳細
  • ビショップミュージアム:$19.95 ⇒ $11.95(詳細
  • ドールプランテーション: 各施設 50セント~1ドル 値引(詳細
  • ウェット・アンド・ワイルド・ハワイ: $49.99 ⇒ $36.99(詳細水曜日詳細
  • フォスター植物園: $5 ⇒ $3(詳細 – HPアクセス困難
  • クアロア・ランチ: 約20%OFF(詳細
  • ポリネシア・カルチャー・センター: 15%OFF(詳細
  • コオリナ・ゴルフクラブ:$225 ⇒ $85(詳細
  • ロイヤルクニア・カントリークラブ:$150 ⇒ $55詳細
  • ワイケレ・カントリー・クラブ:$170 ⇒ $65詳細
  • ホノルルマラソン(米国在住者としての割引): 約20%OFF(詳細

カアマイナ割引:レストラン・ショップ

レストランなどの飲食店でも カマアイナ割引 を実施しているところがあります。ただし、ホームページやメニュー表などで あからさまに 公表していないところが大半で、本当にその割引があるのかどうかは、実際に お店へ行って案内板を見るか、個別に問い合わせしてみないとわからない、というのが実情です。

カマアイナ割引がある といわれているお店

カマアイナ・レートがあるといわれているお店(ウワサ)は、エッグスン・シングス(Eggs ‘n Things)、牛角、デック(Deck.)、金子半之助(Hannosuke USA)、餃子の王将、きわみらーめん、えぞ菊(2019年 夏、ロイヤル・ハワイアン・ダイニングプラザに再出店予定)、アランチーノ・ディ・マーレ、ハードロックカフェ、餃子の王将、踊り子(Odori-ko) などです。

どこのお店も 10%~20%の割引 を受けられるとの情報があります。ただし、閑散期のみ実施していたり、現在は中止していたりと、情報が流動的な面があります。

お店の前のボードに「Kamaʻāina Specials! : Lunch 〇〇% OFF」と書いてあれば わかりやすいのですが、そのように明示していないお店も多いようです。

カマアイナ割引の店を探す

カマアイナ割引を実施しているかどうかを高確率で当てる方法があります。それは、ターゲットを「観光地のお店」「ホテルに入居するレストラン&ショップ」「日系の飲食店」に絞る、という方法です。

つまり、これらのお店は、オンシーズンとオフシーズン(繁忙期と閑散期)で売上の変動が大きいのですが、デコボコした売上を平準化するべく、「カマアイナ・レート」を導入して地元ローカルの人々を呼び込もうとしているのではないかと思われます。

こういったお店に狙いを定めて アプローチしてみると、意外とヒットします。もし この割引があるようでしたら、「州税∔チップ代」と同額くらいの節約(代金の約20%程度)になりますね。

割引の有無をいつ尋ねるか?

「カマアイナ割引の有無」を問い合わせるタイミングですが、一般的には「会計時に聞いてみる」のが自然です。レストランでお金を支払う時、おみやげ屋さんで商品を購入するときなどです。

もちろん、注文前に尋ねてみても構わないと思いますが、店によっては「店主・客のお互いが気まずくなる」「ぎこちなくなる」といった いくつかの心理的・金銭的!? リスク が生じる可能性(あるかもしれないリスク ①&② )があります。

【 あるかもしれないリスク ① 】
まず一つ目ですが、席に案内されてから カマアイナ割引の有無を尋ね、実施していないことが判明した時、「じゃあ、やめときます」と意思表示して退店するのは、なかなか難しいと思われます。… といいますか、「ディスカウント無いから退店」はセコいと思われるに違いありません(笑)。

【 あるかもしれないリスク ② 】
また、入店時や注文前に尋ねると、(特に個人経営の飲食店では)警戒されることもあるようです。お店側の売上が減るわけですから、店主や店員がアセるのも無理はないのですが … 。

店によっては、ザワつきはじめるところもあるとか .. 。厨房裏で「どうする?」「どうしようか?」といった激論が繰り広げられることもあるようです。

お客さんである自分たちも、「お店側の挙動不審な行動」「不穏な空気」に気付いた時には、時すでに遅し。結果的に「お店側、客側の両方が 嫌な思いをする」展開にもなりかねません。

このため、やはり 会計時(精算時)に尋ねる方が スマート(ベター)かもしれません。もし「こころよく応じてくれるお店」でしたら、提供する側も サービスを受ける側も 気持ちよく終われます。

逆に、「売上減ってるし、今はキツイな~」と考えるお店であれば、「やってないよ」とバシっと伝えてくれると思います。つまり、店主、客ともに モヤモヤ気分に 長時間支配されることなく、区切りをつけられる思います。

カアマイナ割引:ホテル

カマアイナ割引を実施しているホテルは、マリオット・ホテルズ(23ホテル)、ヒルトン・ホテル(ヒルトン・ハワイアン・ビレッジほか ハワイ州内のホテル)、カハラホテル(20%引き)、プリンス・ワイキキ(20%引き)、マウナケア・ビーチ・ホテル、アクア – アストン・ホテルズ(ハワイ各ホテル)、アウトリガー(ハワイ各ホテル)、キャッスル・リゾーツ&ホテルズ、アロヒラニ・リゾート・ワイキキ・ビーチ … など、多数あります。

各ホテルのサイトで「カマアイナ向けの値引きプラン」を掲示していますので、その中からセレクトする、というのが一般的です。

期間限定の特別プランや、他のホテル予約サイトに掲載されている価格と比較してみて、カマアイナのプランが安いのか、その他のプランの方が安いのかを比較してみるといいですね。

おまけ (1):カマアイナの正確な発音は?

「Kamaʻāina」の言葉を相手に伝えるときは、「カマッ アーイナ」のように発音します。

アポストロフィーの反対向きのような形をした「 ʻ 」は、” オキナ “といいます。ハワイ語の声門破裂音(小さい “ッ” のような発声)を表す際に用いられます。

『 a 』の上に付いている横線「 ā 」は、” カハコ “といいます。いわゆる「長母音」の発音をします(母音を長く伸ばす発音)。 「 ā 」ですと、「アー」と長く伸ばした発音になります。

ただし、本ページでは 分かりづらさ回避するため、平坦なカタカナ表記で「カマアイナ」と記載しました。

おまけ (2):カマアイナの対義語は何?

ちなみに、カマアイナの 反対の言葉(対義語)は、マリヒニ(Malihini)といいます。新参者とか、よそ者 という意味になります。

つまり、カマアイナではない「私達(日本人旅行者)」は、いわば「マリヒニ価格 でハワイ旅行を楽しんでいる」ということですね。

おまけ (3):軍人も同じ割引額(率)

アメリカの軍人も、カマアイナ とほぼ同額の割引額(割引率)となっています。いわゆる “ミリタリー・レート” ですね。値段表を見ると「Kamaʻāina / Military ○○ドル 」と並列表記されていることがほとんどです。

オアフ島には、インド太平洋軍という巨大な軍隊が常駐しています。この軍隊は、太平洋艦隊、海兵隊、空軍、陸軍などの部隊で構成され、アメリカの軍隊の20%を占めるほどの人員が配置されているそうです。

軍人だけでも38万人弱、その家族も含めると大変多くの人達が「一時的にハワイで暮らしている」(任務に当たっている)ようですね。彼らがいなくなったら、ハワイの消費経済はストップしてしまいそうです。