ハワイには、全米ナンバーワンに輝いたビーチがいくつもあります。毎年5月に発表される ドクター・ビーチ(Dr.Beach)の「トップ10ビーチ」のランキングでは、ハワイのビーチが幾度となく No.1 に輝いています。本ページでは、同ランキングで1位を獲得したハワイ各島のビーチをご紹介いたします。
ハワイのビーチは魅力が一杯
ハワイのビーチは、トイレやシャワーなどの設備が整っているほか、ワイキキを少し離れると自然が大変豊かで、海水の透明度も高いなど、少し考えただけでも “ベスト・ビーチとなる好条件” が いくつも 思い浮かんできます。
そのような魅力あふれるハワイですので、全米でナンバーワンになるビーチが続出するのも、ごく自然の成り行き かもしれませんね。
旅行の際、時間的に余裕があるようでしたら、1ヵ所といわず、2~3ヵ所のビーチに足を運んで、それらの素晴らしさを味わってみたいものですね。
ドクター・ビーチのランキングとは?
ビーチ調査&ランキングの発表をしているのは、” Dr. Beach “(ドクター・ビーチ)の異名を持つ ステファン・レザーマン博士 です。博士は、フロリダ国際大学(Florida International University)の教授で、同大学・沿岸調査研究所(Laboratory for Coastal Research at FIU)の所長も務めています。
このトップ10ビーチは、1991年から発表を続けていますが、現在では「アメリカのベスト・ビーチのランキング」として 同国内でも 広く認知されています(毎年 ランキングが発表されると、各メディアの ニュース欄 や コラム記事 などで紹介されています)。
ランキングの審査項目は50項目ほどあり、海水の条件、砂の質、気象条件など、自然環境に関する評価項目が細かく設定されています。また、トイレやシャワー施設の設置状況、ライフガードの有無、治安面、禁煙の有無など、「海水浴場」として利用しやすいかどうかについての評価項目もあります。
一般的に “ランキング” というと、「人気投票数」だったり、「観光客数」だったりします。しかし、ドクター・ビーチのランキング は、このようなトレンド系のランキングとは異なり、“客観的 且つ 数値化したデータ” に基づいたランキング になっています。
つまり、人気が出るための “根拠のデータ” を 一般市民よりも 一歩先に 見つけ出し、実際の流行に先んじて “魅力” を発表している・・・といったところでしょうか。個人的には そんな感じがします。さすが、大学の先生だけあって、手間と時間を惜しまず、様々な角度から 徹底的に 調べ上げているところがスゴイですね。
全米No.1 に輝いたハワイのビーチはココ!
全米No.1 に輝いたハワイのビーチは、こんなにたくさんあります。2019年は オアフ島のカイルア・ビーチパークが、2018年は マウイ島のカパルア・ベイ・ビーチが見事1位を獲得しました。両ビーチとも 2度目の受賞 です。スバラシイですね!
[ 1位に輝いたハワイのビーチ 一覧 ]
1991年 – カパルア・ベイ・ビーチ(マウイ島)
1993年 – ハプナ・ビーチ州立公園(ハワイ島)
1996年 – ラニカイ・ビーチ(オアフ島)
1997年 – フロポエ・ビーチ(ラナイ島)
1998年 – カイルア・ビーチパーク(オアフ島)
1999年 – ワイレア・ビーチ(マウイ島)
2000年 – マウナ・ケア・ビーチ(ハワイ島)
2001年 – ポイプ・ビーチパーク(カウアイ島)
2003年 – カアナパリ・ビーチ(マウイ島)
2004年 – ハナウマ湾自然保護区(オアフ島)
2006年 – D.T.フレミング・ビーチパーク(マウイ島)
2008年 – ハナレイ・ビーチパーク(カウアイ島)
2014年 – デューク・カハナモク・ビーチ(オアフ島)
2015年 – ワイマナロ・ベイ・ビーチパーク(オアフ島)
2016年 – ハナウマ湾自然保護区(オアフ島)
2018年 – カパルア・ベイ・ビーチ(マウイ島)
2019年 – カイルア・ビーチパーク(オアフ島)
島別に分類すると こんな感じです
[ オアフ島 ]
島別に見ると、オアフ島は「ラニカイ・ビーチ」「カイルア・ビーチパーク」「ハナウマ湾自然保護区」「デューク・カハナモク・ビーチ」「ワイマナロ・ベイ・ビーチパーク」の5ビーチが受賞しています。
ラニカイ、カイルア、ハナウマ湾、ワイナマロの 4ビーチ は、オアフ島の東側に位置している「自然豊かなビーチ」です。ハナウマ湾は、熱帯魚をはじめとする海洋生物が沢山生息していて、絶好のシュノーケリング・スポットとしても人気を博していますね。
一方、デューク・カハナモク・ビーチは、ワイキキビーチ西端にある「都会のビーチ」ですが、ワイキキ中心部から少し離れていて、意外にも静かなビーチであること、沖の岩礁や防波堤で外界の波が遮断され、穏やかなビーチであるため、遊泳に適していること、また アクセスが良好であることなども評価されて受賞したのではないかと思われます。
[ ハワイ島 ]
ハワイ島は、「ハプナ・ビーチ州立公園」「マウナ・ケア・ビーチ」の2ビーチが 1位に選ばれました。両ビーチとも、島北西部のカムエラ(コハラ・コースト)に位置しています。
ハプナビーチは、”白砂のロングビーチ”が魅力です。砂浜エリアも広いので、開放感があり、リラックスできます。地元ロコの憩いの場にもなっていて、あったかい雰囲気も漂っています。ビーチの北側をずっと進むと、ウェスティン ハプナ ビーチ リゾート があります。
マウナケアビーチは、マウナケア ビーチ ホテル の前に広がるビーチです。別名でカウナオア ビーチ(Kauna’oa Beach)とも呼ばれています。”遠浅だけど小ぢんまり” としたビーチです。穏やかで静かな雰囲気を楽しめます。駐車場は、ホテル前の道路沿いにパブリック(公共)の駐車場があります。ホテル宿泊客の駐車場とは別の場所になります。混同なさらないようご注意ください。
[ マウイ島 ]
マウイ島は、「カパルア・ベイ・ビーチ」「ワイレア・ビーチ」「カアナパリ・ビーチ」「D.T.フレミング・ビーチパーク」の4ビーチが選ばれています。どのビーチもナチュラル&リゾート感の溢れるビーチです。カパルア・ベイ・ビーチは、1991年と2018年の2度、1位を獲得しています。
[ カウアイ島 / ラナイ島 ]
カウアイ島は「ポイプ・ビーチパーク」「ハナレイ・ビーチパーク」が、ラナイ島は「フロポエ・ビーチ」がそれぞれ1位を獲得しています。
トップ10にランクインしているビーチは多数
また、「トップ10にランクインしているビーチ」ということであれば、ハワイ各所のビーチの名前が続々と登場してきます。例えば、カウアイ島北部の「ハナレイ・ベイ」や、マウイ島東部・ハナにある「ハモア・ビーチ」など、数えだしたらキリがありません。
ちなみに、2018年は、マウイ島 の カパルア・ベイ・ビーチ が1位を獲得、ハワイ島 の ハプナ・ビーチ州立公園 も8位にランクインしました。
2019年は、カイルア・ビーチパーク(オアフ島)が1位、デューク・カハナモク・ビーチ(同)が5位を獲得したのに加え、ハプナ・ビーチ州立公園(ハワイ島)が2年連続でも8位になりました。
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