2019年の全米ベストビーチは カイルア・ビーチパークに決定!

ハワイ州全般

毎年5月に ドクター・ビーチ(Dr.Beach)の「トップ10ビーチ」のランキングが発表されます。これは、フロリダ国際大学のステファン・レザーマン教授が「アメリカ国内のベストなビーチはどこか」ということを調査し、毎年ランキング形式で発表しているものです。

そして、今年もその季節がやってまいりました!「ハワイのビーチはランクインしているかな?」とちょっぴりドキドキしながら待っていました。

今年は、なんと オアフ島 南東部に位置する「カイルア・ビーチパーク」がベストビーチ(1位)に選ばれました。本ページでは、今年選ばれた理由について探るとともに、10位以内に選出されたハワイ州の「他のビーチ」の情報についても触れたいと思います。

カイルア・ビーチパーク が1位になった理由

1位になった理由としては、主に以下の点が挙げられます(私独自の解釈が 混ざっています)

  1. カイルアビーチパークは、波が穏やかで、珊瑚の白砂が広がる美しいビーチであること
  2. 波が穏やかである分、水泳やカヤックなどのアクティビディに最適な環境であること
  3. 沖合の島までカヤックで到達できること(更に美しい景色を味わえる!?)。
  4. 同ビーチパークは、泳ぐ&遊ぶために必要な “周辺設備” がしっかり整っていること。具体的には、監視員、無料駐車場、トイレ、シャワー、テーブル、ビーチバレーの簡易コート、カヤックレンタル(民間業者)がある等。
  5. ビーチパークの近くに レストラン や、テイクアウト可能な お弁当屋さん があること(ランチや飲み物を気軽に調達できること)

全米トップレベルの「美しさ&楽しさ」がココにある!

私なりの解釈ですが、受賞理由は「ビーチが最高に美しい。しかも波も穏やか。その上、観光客が泳いだり、遊んだり食事したり、休憩したりすることもできるので、深い満足感が得られるよ。」といった感じかなと思います。

もちろん、トップ10ビーチの選定基準が “こういう判断のみで なされている” ということではなく、それ以前に、50の(厳密な)審査項目があります。それらを全部クリアした上で、どこそこが1位だ、3位だ… といった具合で、最終審査を行っていることと思われます。

50の審査項目では、具体的には 海水の質砂の質気象条件などの 環境に関する評価項目 が細かく設定されているほか、トイレ、シャワー、ライフガードの有無治安面禁煙の有無など、ビーチの施設が整えられているかどうかついての評価項目 もあります。

つまり、それらにプラスして「カイルア・ビーチ・パークには、こんなに魅力があるよ」と示してくれている、ということですね。

ここ最近、カイルア地区は、ビーチやタウンのエリアを含め、観光客から注目を浴びている「人気スポット」になってきています。リピーターも増えつつある状況です。

既に行かれたことがあって、魅力を感じている旅行客の皆さんにとっては「納得の1位」かと思います。まだ行かれたことのない方々 にとっては、「次に遊びに行く候補地(のひとつ)」として、大いに参考になりますね。

「沖合の島」ってどこ?

ちなみに、「3.」で書かれている “沖合の島” は、ラニカイ・ビーチの沖合に浮かぶ有名な「モクルア(モクヌイ と モクイキ の双子島)の 大きい方の島「モクヌイ」のことを指していると思います。カイルア・ビーチパークからですと、直線距離で 3km ほどの位置にあります。カヤック(カヌーのような手漕ぎボート)で行くことが可能です(安全面・リスク等は後述)

この島は、比較的大きな砂浜エリアがあり、白砂の美しい景色を満喫できます。また、上陸してからも 岩場を探検したり(ゴツゴツしているので足元注意。アクアシューズがベター)、サンゴ礁の広がる海で魚たちと一緒に泳ぐ等、楽しいひとときを過ごせます。

ただし、距離が離れている分、自力で行くのはリスクが伴います。上級者や経験者であれば、カヤックで 40分~1時間程度 で到着しますが、初心者やお子さん連れでチャレンジすると、かなり厳しい状況になることが予想されます(最終的な判断はご自身でお願いします)

波や風の状況を確認したり、ツアー参加も視野に入れるなど、(日本語対応可の)カイルアビーチのカヤックレンタルショップ の店員さん とよく話し合ってみるといいですね。

モクルアまで行かなくとも「ポポイア島」もある

既述のとおり、モクルアは、カイルア・ビーチからですと 結構遠く、特に初心者の場合は、ガイド(インストラクター)付きでないと(風や波の状況によっては)途中で流されてうまく前に進まないこともあるなど、少し無理があるように思います。

その代わり、カイルアビーチの浜辺から 500m ほど離れた場所に「ポポイア島」(フラットアイランド)もありますので、こちらにチャレンジしてみるのもいいと思います。

体力に自信がある人であれば、カヌーのみをレンタルして自力で行くことも可能ですが(最終的な判断はご自身でお願いします)、風や波の高さ(風や波の抵抗の影響)によっては、危険を伴う場合があります。モクルアのケースと同様ですが、心配な方は ガイド付きツアー を申し込まれることをおすすめします。

カヤックをレンタルできる業者は?

レザーマン教授のコメントの中で、カヤックの話が出てきますので、ここでカヤックをレンタルできる業者さん(ショップ)をご紹介したいと思います。

カヤックをはじめ、マリンスポーツ関連の器具レンタルや、ツアーを取り扱っているお店は、カイルアビーチ近くに1店、カイルアタウンに数店のお店があります。

ビーチ付近の店舗は、「カイルア・ビーチ・アドベンチャーズ」です。日本語にも対応しています。詳細は、「カイルアビーチでマリンスポーツ」のページに記載しました。

また、カイルアタウンにも複数のショップがあります。英語での対応、レンタル方法、各ショップの紹介など、詳しくは「カイルアタウンにあるマリンショップを徹底解説」にまとめました。

トップ10ビーチにランクインした他のビーチ

2019年の「トップ10ビーチ」にランクインした「ハワイのビーチ」をあわせてご紹介します。今年は1位のカイルア・ビーチ・パークに加え、「5位 デューク・カハナモク・ビーチ」(オアフ島)と「8位 ハプナ ビーチ州立公園」(ハワイ島)の 3つのビーチ がランクインしています。

5位 デューク・カハナモク・ビーチ

ワイキキにある「デューク・カハナモク・ビーチ」は、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジの目の前にあるビーチです。ワイキキビーチの中心部からは かなり離れていますので、静かで落ち着いた雰囲気が漂っています。

少し沖には 防波堤とサンゴ礁があり、これらが外海の荒波を打ち消してくれるので、波も穏やかです。ご家族で楽しむには最適です。

また、ビーチとホテル建物の間には「ラグーン」(池のような水遊び場)もあり、小さいお子さんも安心して遊べます。ちなみに、ラグーンの海水は、1日数回ポンプを使って交換していますので、清潔な状態を保っています。

なお、デューク・カハナモク像 がワイキキ中心部に位置しているため、場所を勘違いされることもあります。同じ名前で紛らわしいのですが、「ヒルトン前のビーチ」と覚えておくといいですね。

8位 ハプナ・ビーチ州立公園

ハワイ島のコハラ・コーストにある「ハプナ・ビーチ州立公園」は、白砂の長いビーチが広がる美しい海浜公園です。ウェスティン ハプナ ビーチ リゾート(旧称:ハプナビーチ・プリンスホテル)の南側に位置しています。

ハワイ島のビーチというと、ゴツゴツした岩、黒砂、ゴールデン・サンドの砂浜が多いイメージなのですが、ここのビーチは 意外なほどに「きめ細かい白砂」です。また、遠浅の海で、ゴツゴツした岩礁なども少ないので、ご家族連れでも比較的安心して遊べます。

州立公園として整備されているため、駐車料金は5ドルかかりますが、その代わりトイレやシャワールームも整備(各2ヵ所)されていますし、ライフガードも常駐しています。開園時間は、午前7:00~午後8:00です。遅い時間まで開いていますので、美しい夕日を目当てに来る観光客もいます。

ドクター・ビーチの基本情報

レザーマン教授の紹介ページをご案内します。


Dr. Beach 情報

  教授紹介ページ ステファン・レザーマン教授の紹介 (フロリダ国際大学)
  公式サイト Dr.Beach 
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