前回は、カイルア・ビーチの近くにあるマリン・アクティビティ専門店をご紹介しました(紹介記事:カイルアビーチでマリンスポーツ)。
今回は、カイルア・タウン(街の中心地)で運営しているマリンスポーツ専門店(レンタル&ガイド付きツアーを扱うお店)をご紹介したいと思います。
「タウンからビーチまで距離が離れているのに、どうやって遊ぶの?」「価格設定は? 安い?」「日本人、あるいは 日本語対応可のスタッフはいるの?」等々、色々浮かんでくる疑問を 詳しく解き明かしていきたいと思います!
カイルアタウンのお店は割安だが …
“カイルアビーチの近く” にあるマリンショップ(紹介記事)は、「日本語での案内」にも対応していて、しかもカヤック等の器具も「徒歩でお店からビーチまで運べる」など、日本からの観光客にとっては “かゆいところに手が届く” サービスを提供してくれるお店です。しかし、サービスに見合った価格設定となっていますので、それなりの高い出費を伴います。
一方、カイルア・タウンに立地するマリンショップ(数軒あり)は、レンタル&ツアーの価格が(ビーチの店舗よりも)かなり割安になります。とにかく価格が安い! しかも、オンライン予約だと さらにお値打ちです。
… と聞くと、思わず飛びつきたくなるところですが、「英語による意思疎通の問題」や「レンタルする際の注意点」などがあり、日本の生活にどっぷり浸かっているワタシ達にとっては、少々 利用しづらい面(慣れない面)もあります。
タウンのマリンショップの “安さのメリット” を享受するためにも、まずは そのデメリットを把握し、問題をクリア出来そうかどうかを あらかじめ検討してみましょう(以下の項でご説明します)。それを踏まえた上で、タウン内で営業している各ショップを探してみることにしましょう。
デメリットを理解しておく
既述のとおり、安いことはありがたいのですが、「デメリット」がいくつかあるのも事実です。ここで その「価格差が生じる理由 = デメリット」について探ってみましょう。
基本的に英語対応
これらのショップは、基本的に英語対応です。日本人スタッフは在籍していないことがほとんどのようです(日本人客が来ないので、日本語が通じない)。各ショップのホームページも「英語オンリー」です。
英語対応のデメリットが何かといえば、やはり「注意事項」をうまく聞き取れない場合がある(聞き漏らしがある)、ということです。
マリンスポーツは、「遊び相手が自然(海)」ですので、水難事故など、不測の事態が起きるリスクがあります。ショップの店員さんから、当日の波・風・潮流の状況、天気の変化、島に行く場合はその島の注意事項 … など、必要な情報を教えてもらい、正しく把握しておくことが大事ですね。
また、カヤック等の扱い方も理解しておく必要があります。波や風の影響で 舵取りがうまくいかなくなった時(変な方向へ流されてしまう等々)や、ボートがひっくり返った時など … このあたりの問題を事前に確認しておくためには、多少つたなくても構いませんが、英語で意思疎通を図ろうとする能力や努力が求められると思います。
お客さんが日本人で 英語がサッパリだと(店員がしゃべっている内容が通じないと)、店員さんによっては説明を省略する人もいるかもしれませんので、その点もご注意ください。
わかったフリをして愛想をふりまくよりは、わかろうとするために何度も聞き直す方が、身の安全につながります。少々みっともなくてもいいので、ご自身が納得するまで(聞き取れなかったフレーズを)聞き返したり、質問してみたりするといいですね。
レンタカーに積んで自力で運搬
以下にご紹介する各店は、カヤックやボードなどを カイルア・タウン から自力で運ぶことが前提になっています。運び方は、ご自身で既に借りているレンタカーの上に積んで運ぶ方式です。
つまり、「レンタカーでタウンまで来た人しか、カヤックやボードなどの道具を借りられない」ということです(ツアーやレッスンへの参加の場合を除く)。
また、車に搭載できる台数にも限りがありそうです。ちなみに、セダン型 or コンパクトタイプ のレンタカーで「2台のカヤック」を運ぶ場合、縦に積み上げて(重ねて)運びます(多分 3台のカヤックは、バランス上 搭載困難)。「3~4人で一緒に遊びたい場合は、2回に分けて運ぶ」などの工夫が必要です。
レンタカー運搬時のリスクも考えておこう
車の屋根に乗せるための「ルーフラック」(ルーフキャリア)や「ストラップ」は、無料 or 有料 で借りることができますが、載せる際のリスク(落下、衝突、へこみ)も、少しは考えておいた方が良さそうです。
ルーフラック(ルーフキャリア)とは、車の天井に取り付けて、スキーやスノボ、カヤック、サーフボード等を乗せることができるアタッチメントです。お店によっては、ルーフラックの代わりに「スポンジフォーム」を使用している場合もあります。
サーフボードくらいなら軽いので、簡単に天井へ載せられそうです。しかし、カヤックは 30~40kg もあり、ある程度は「力ずく」で 上に載せる必要があります。
うっかり手元が狂ったら レンタカーに傷が付いてしまったり、ストラップの締め方が緩かったら、カヤック落下の危険も伴います。この辺のことも 事前に想定しておくといいですね。
ある程度メドがついたら
…つまり、「英語の会話能力」(意思疎通のための努力)があって、「ルーフラックの装着方法や、重いカヤックを載せるコツを熟知している」(レンタカー搭載のリスクを把握している)ような人、あるいはこれらの問題を解決できそうな人であれば、以下にご紹介するようなお店でレンタルしても問題ないと思われます(最終的な判断は、ご自身でなさいますようお願いします)。
カイルアタウンへの行き方
ワイキキ(ホノルル市街地)からカイルアタウンまでの行き方については、「カイルアタウン 及び カイルア&ラニカイビーチ への行き方」のページにまとめました。
TheBusで行く場合、ワイキキから一旦アラモアナセンターへ行き、そこからカイルアタウンへ向かいます。どのバス停で下車&乗車したらいいかなど、詳しく記載しました。レンタカーのルートもご紹介しています。ご覧いただければ幸いです。
Hawaiian Watersports(ハワイアン・ウォータースポーツ)
Hawaiian Watersports(ハワイアン・ウォータースポーツ)は、カイルアタウンの「ハマクア通り」沿いにあるお店です。ウォータースポーツの器具レンタルと販売を行っています。
レンタル・ガイドツアー部門は、「Pa’ani Wai Hawai’i」(パアニ・ワイ・ハワイ)という名前で運営しています(お店の外壁には 両方の看板が掛かっています)。
カヤックの他、ウインドサーフィンや、サーフィン、SUP(スタンド・アップ・パドル)、カイトボード、スキムボード、ボディーボードのレンタルやレッスンも実施しています。
ホームページを見ると、カヤックレンタルは1日59ドル(オンライン申し込みなら30ドル)と安いのですが、店舗でルーフラック(roof rack)を10ドルで借りて レンタカーに装着、カヤックは自力で積み下ろしする方式になります。
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🌊 店舗名:Hawaiian Watersports(ハワイアン・ウォータースポーツ)
🔗 リンク:https://www.hawaiianwatersports.com/
🏢 住 所:171 #c, Hamakua Dr, Kailua, HI 96734
🌐 地 図:Google 地図(ストリートビューの画像は、2011年版。看板が異なっています)
Windward Watersports(ウインドワード・ウォータースポーツ)
Windward Watersports(ウインドワード・ウォータースポーツ)は、カイルア・タウンの「カイルア・ロード」の北側奥に立地するお店です。2軒隣り(1軒挟んで隣)に パンケーキで有名な「モケズ・ブレッド・アンド・ブレックファスト」があります。
カヤックの他、スタンド・アップ・パドル(SUP)、カイトボード、サーフィン、自転車などを貸し出しています。ガイド付きツアーやレッスンも行っています。
シングル・カヤック(1人乗り)のレンタルは、半日で45ドル、タンデム・カヤック(2人乗り。Tandem Kayak)は、半日で55ドル、1日で65ドルです。
レンタカーの天井に乗せるための「ルーフラックとストラップ」は、追加料金なしで貸し出しています。
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🌊 店舗名:Windward Watersports(ウインドワード・ウォータースポーツ)
🔗 リンク:http://www.windwardwatersports.com/
🏢 住 所:33 Hoolai St, Kailua, HI 96734
🌐 地 図:Google 地図(ストリートビューの画像は2011年版。SUMIDA’S .. の看板の建物に現在入居)