ラニアケア・ビーチは、ワイキキ(ホノルル市街地)から見るとオアフ島の真反対の位置にあり、かなり離れています。早く行けるルートでも 約55キロメートル の距離がありますので、海外でのレンタカー利用に慣れている方でしたら、(バスを乗り継いで行くよりも)レンタカー(車)を利用した方が断然ラクです。
本ページでは、レンタカーで行く場合に通る道路(フリーウェイ、ハイウェイ)、分岐点のポイント(目印や看板)、駐車場情報などを詳しく解説しました。
なお、公共バス(ザ・バス)を利用される場合は「バスでの行き方」のページを、また ラニアケア・ビーチの観光情報をご覧になりたい場合は「ラニアケア・ビーチを解説(ウミガメ情報)」のページを それぞれご参照いただければ幸いです。
ラニアケア・ビーチへ レンタカーで行く方法
ワイキキからラニアケア・ビーチまで レンタカーで行く場合は、「西回りルート(中央縦断ルート)」と「東回りルート」の2通りの行き方があります。
オススメは 西回りルート。早くて便利
「西回り」の方が、ワイキキからの距離が約55kmくらいで、車での所要時間も約1時間10分くらいで到着できます(渋滞時は1時間半)。一方、「東回り」は 距離が約80km、所要時間も2時間前後かかります。
また、西回りなら、通りがけに ドール・プランテーション(特集記事)がありますので、「道の駅」や「サービスエリア」のごとく、ここでソフトクリーム等を食べたり、おみやげを買うなど、休憩をはさむこともできます(入場料無料)。
西回りルートの行き方、分岐点、標識
★ 事前情報 ★:ハワイの「フリーウェイ」は “無料の高速道路“(自動車専用道路)をいい、「ハイウェイ」は “幹線道路” を指します。紛らわしいのですが、日本とは意味が少し異なりますので、そのように置き換えてお読みください。以下より 本文に入ります。
ワイキキ周辺を出発地点とした場合、まず アラワイ運河 等を通り越して「H1フリーウェイ」に入り、北西方向(ダウンタウン方面、アイエア方面)へ進みます。
パール・シティ(ワイパフ手前の街)にあるジャンクション(H1とH2の分岐)で 右車線の「H2フリーウェイ」(ミリラニ、ワヒアワ方面)へ進み、北へ向かいます(下のストリートビュー参照)。
ワヒアワ(内陸部の街)に入る手前で、H2フリーウェイから枝分かれする「Exit 8」(8番出口)が出てきます。道なりに進んでも8番出口(ワヒアワ市街 行き)の方向に進んでも、どちらでも北上できますが、ここでは “道なりに進める” H2の道路(本線)をご案内します。H2は、その後「99号線」と名前を変えます。
その「Exit 8」の看板を通り過ぎて、更に 5分 ほど走ると、「99号線」(右方面)と「803号線」(左方面)の分岐点が現れます。進行方向右側の「99号線」(通称:カメハメハ・ハイウェイ)へと進みます( 99号線方面には North Shore ↗ の看板が出ています – 下のストリートビュー参照)。
5分ほど走ると右手に「ドール・プランテーション」が見えてきます。ドールまで来ると、7割以上の距離を走ったことになります。ラニアケアまでは、あと3割です。以降は、道がシンプルなので、比較的走りやすいです。
更にそこから10分ほど走ると、ハレイワ・タウンと枝分かれする道が出てきますが、ラニアケア・ビーチへ行かれる場合は、そのまま道なり(右車線)に進みます(下のストリートビュー参照)。ちなみに、この辺りから 車線名が 99号線 が 83号線 に変更されます。
ちなみに、この周辺の 99号線 & 83号線 は、別名「カメハメハ・ハイウェイ」(Kamehameha Highway)と呼ばれています(一部区間は、ジョゼフ・P・レオン・ハイウエイ の名前に変わりますが、再びカメハメハ~ の名前に戻ります)。
83号線(カメハメハ・ハイウェイ)の左側(海岸寄りの土地)には ハレイワタウンの街が広がっていますが、この道路からはほぼ見えません(一部の屋根が見えるくらい)。そのまま道なりに進みます。
しばらくすると、低い柵で囲われた牧場の景色(カワイロア・ランチ)が右手に見えます(下のストリートビューの右前方が牧場)。
すると、1分ほどで「駐車スペース」が道路脇(右脇)に現れます。無事到着、ここがラニアケアビーチの駐車場になります。車が数十台くらいは駐車できるほどのスペースです(下のストリートビュー参照)。
駐車場が大きくなりました(駐車場のご案内)
付近の渋滞解消と駐車スペースの確保のため、2021年、2022年に「駐車場の拡張工事 および 横断歩道・新しい標識の設置」などが行われました。
2021年11月に一旦完成したのですが、その後の大雨で駐車場がグチャグチャになってしまったため、整備をし直して、2022年4月に再オープンしました。
駐車場内は、現在も未舗装となっているため、その後の大雨などの影響で出来た穴ぼこ(くぼみ)があったりします。車体を傷つけないよう、十分注意してください。
駐車場の入り口付近は、中央の車線上に「左折禁止の遮蔽ポール/柵」が設置され、「ハレイワ側から来る車しか入場できない」ようになっています(駐車場自体も、ドラム缶のようなもので壁を作っているので、車は所定の入り口からしか入れません)。
このため、東回りでここまで来た場合(カフク や ププケア 方面から来た場合)は、一旦ハレイワ・タウンまで行って「Uターン」してから、駐車場に入場してください。
ちなみに、ラニアケアからハレイワまで(渋滞が無ければ)片道3~4分程度ですので、Uターンのために往復しても、10分もかからないと思います。
ちなみに、以下のストリートビュー画像は、改良工事前の駐車場の様子です。
昔の駐車場の様子。現在は拡張され、前面に横断歩道も設置されています。
駐車場でのトラブルに気を付けましょう
この駐車場は、管理人などは常駐していない駐車場です。車内に貴重品を残さないのはもちろんですが、仮に「貴重でないもの」であっても、無造作に車内へ放置しておくと、ガラスを割られたりするリスクが高まります。十分すぎるほどに気を付けましょう。
午後2~4時頃はビーチ前が渋滞
レンタカーでの行き方については、以上のとおりとなりますが、天気の良い午後の時間帯(午後2~4時頃)になると、「ハレイワからラニアケアまでの区間」(83号線、カメハメハ・ハイウェイ)が激しく渋滞することがあります。完全に「ウミガメ渋滞」です(勝手に命名!)。
混んでいなければ、ハレイワの入口分岐点 から ラニアケア・ビーチ前 まで車で 10分程度 で行けるのですが、運悪く渋滞にハマると 30分くらいかかることもあります。ただし、しばらくすると(皆が帰るので)徐々に渋滞が解消されます。
なお、参考までにGoogleの地図も掲載しました。
東回りルートも選択可
東回りルートは、距離が約80キロメートル、寄り道せずに行くと所要時間は約2時間になります。かなり時間はかかるのですが、ウインドワードやノースショアの観光地に立ち寄りながら ラニアケアへ向かうのもイイですね。
午前の早い時間帯に出て、カネオヘの街を探索したり、カアアワやライエの美しい海岸線を楽しめるのも、東回りルートならではの醍醐味です。特に、晴れた日の午前中ですと、東から昇る太陽がまばゆいばかりに海を照りつけますので、(海水の)透明度も 一層 増してきます。
また、行きがけに ラニアケアへ直行したり、ハレイワ&ドール観光を楽しんだ場合には、帰りのルートとして「東回りのルート」を選択し、ドライブしてみるのもいいかもしれませんね。
ワイキキ・カネオヘ間は63号線が便利
なお、ワイキキ ⇔ カネオヘ 間は、63号線(リケリケ・ハイウェイ)や、H3フリーウェイ(無料の高速道路)を利用すると、早く移動できます。H3は少し大回りのルートなのですが、高速道路なのでスムーズに走れます。このため、時間的には 63号線と大差ありません。
63号線と平行に走る 61号線(パリ・ハイウェイ)もありますが、時々起こる土砂崩れの影響で、工事をしていたり、通行止めになったりする場合があります。