イアオ渓谷州立公園(マウイ島)でハイキングを楽しむ!

マウイ島の観光情報

イアオ渓谷州立公園(ʻĪao Valley State Monument)は、マウイ島の中心都市 カフルイ から車で気軽に立ち寄れる「緑豊かな自然公園」です。本ページでは、同公園の特徴、魅力、行き方(アクセス)などについてご紹介いたします。

公園の概要

イアオ渓谷州立公園は、カフルイの街から車で20~30分ほどで行ける公園です。約16平方キロメートルもの広さがあり、園内には 剣のようにとがった「イアオ・ニードル」があるほか、渓谷ならではの 森林浴 を楽しむこともできます。

州立の公園だけあって、園内のトレイル(散策路)や展望台なども整備されていますので、気軽にハイキングを行えます。

イアオ・ニードルは必見!

イアオ渓谷の一番の見所は、渓谷の象徴ともいえる「イアオ・ニードル」(Iao Needle)です。ニードルは、日本語で「針」のことをいいますが、その名のとおり、空に向かって鋭く突き立っています。その姿が 勇ましさ とともに 神秘的な雰囲気 も漂わせています。

入り口(駐車場)から10分ほど歩いた(登った)場所に展望台があり、そこからイアオ・ニードルの全体像を拝むことができます。

谷底からの高さ(高低差)は365メートル。間近で見ると結構な迫力があります。正式名(ハワイ語)は「クカエモク」といいます。「海の神カナロアのカラダの一部」と言われていたり、「岩に変えられた若者」であったりと、マウイの歴史と結びついた伝説が残されています。

また、渓谷全体を見渡せる場所であったことから、「戦いの見張り台」としても使われていたそうです。1790年にカメハメハがマウイ島を征服した際には、この地で激戦が繰り広げられました。

様々なことがこのイアオ・ニードルで起きましたが、最後の戦いから200年以上が経過した現在は、ダイナミックな景観と スピリチュアルな雰囲気が漂う場所に様変わりしています。

パワースポットとしても有名

イアオ渓谷は、神聖なエネルギーが宿るパワースポットとしても有名です。同渓谷は、昔から王様などの「地位の高い人々」を埋葬する場所となってきました。

亡くなった人には、聖なるエネルギー「マナ」があり、高貴な人ほど、そのエネルギー(霊力)が強いとされてきたそうです。…生死が関わっていて 少しドキドキする話ではありますが、昔から神聖な場所として崇められてきたことは間違いありません。

個人的なお話になりますが、いつも先祖のお墓参りに行くと、何だか心がとても落ち着きます。ひょっとして、ハワイの人々も、ワタシがお墓で感じている「心の安らぎ」「心の充実」と似たような感覚を抱いているのかもしれません(笑)。

とにもかくにも、「マウイ島へ来たら是非訪れたいパワースポット」といえます。カフルイ市街地やカフルイ空港からもそんなに離れていませんので、是非立ち寄ってみてください。

余談ですが、旅行会社で「マウイ島の半日ツアー」を申し込むと、このイアオ渓谷に立ち寄るプランになっていることが多いようです(&土産物屋めぐり)。滞在時間によっては、イアオニードルまで足を運べますので、こういうのを利用してみるのもいいかもしれませんね。

トレイルを歩いて楽しむ

イアオ渓谷にはトレイル(散策路)があり、「ʻIao Needle Lookout Trail and Ethnobotanical Loop」(イアオ・ニードル・ルックアウト・トレイル と 民族植物学的ループ)という名前が付いています。

距離は0.6マイル(約1km弱)で、高低差は60mほどですので、あまり負担を感じることなく歩けます。ただし、途中から登り坂や階段などが出てきます。展望台までは片道10~15分程度、往復でも30~40分程度です。途中休憩も含め、1時間もあれば十分に満喫できます。

入り口付近は、植物園・庭園のようになっているので、植物を見ながらお散歩を楽しむ、といった感じですが、次第に豊かな森が広がり、大自然の景色と空気を味わえます。

道中には小川(キニハパイ・ストリーム、イアオ・ストリーム)も流れていて、清流のせせらぎを目と耳で楽しめます。

さらに階段を上って上まで進んで行くと展望台があり、高さ1,200フィート(365m)のイアオ・ニードルを拝むことができます。

なお、この周辺は雨が降りやすいため、すべったり転んだりしないよう、足元にご注意ください。

入場料・トイレ・注意事項

イアオ渓谷の入園料は、ハワイ非居住者1人につき 5ドル です。以前は駐車料金のみを支払えばOKでしたが、2021年4月より徴収されるようになりました。ただし、3歳以下は無料です。

ハワイ居住者は、ハワイ州のステートIDカード または 運転免許証 の提示があれば、入園料が無料になります。

駐車料金は、車1台につき 10ドル です。同じ車に複数人が乗っていても、料金は同じです(旅行会社のツアーで参加される場合は、料金が異なります)。

例えば、家族4人(大人2人、小学生1人、3歳児1人)がレンタカーで行く場合、入園料 15ドル(5+5+5+0)+ 車 10ドル = 25ドル、となります。

午前中ですと、駐車場は混んでいることもありますが、旅行客の滞在時間はそれほど長くないので、しばらくすると駐車できるようになります。

公園の開園時間は、午前7:00から午後6:00までです。閉園時刻には、ゲートが閉まってしまうので、早目の時間帯での行動を心がけておくといいですね。

トイレは、公園入口(駐車場)の脇にあります。

駐車場での注意事項ですが、車内にあからさまに荷物(かばん)を置いていたり、貴重品を残したままにしておくと、ガラスを割って荒らされる可能性があります。狙われるような物品を置かないよう、ご注意ください。車内には何も置かないのがポイントです。

午前中に行くのがおすすめ

イアオ渓谷は、雨がよく降ることでも有名です。「カフルイは晴れていても、イアオ渓谷に行くと雨が降っている」ということはよくある話です。

ここで気を付けたいのが、あまり天気が悪いと、雨雲や霧に覆われて 美しい山並み や イアオ・ニードル が見れなくなることがある、ということです。霧に包まれた森は、それなりに神秘的なのですが、何も見えなきゃ意味がありませんね。

ただし、午前中は比較的に天気が安定しています。このため、現地の天気情報を把握しつつも、なるべく午前中に行くといいですね。

ちなみに、午後は「天気が崩れやすい」のに加え、山に囲まれているせいもあって「日没も早い」ため、あまりおすすめできません。

イアオ渓谷への行き方(アクセス)

イアオ渓谷へ行くには、レンタカーで行くか、オプショナルツアーに参加するかのどちらかになります。本ページでは、レンタカーでの行き方をご紹介します。

カフルイから行く場合、ウェスト・カアフマヌ・アベニュー(32号線)を西方面(ワイルク方面)へ進みます。途中から イアオ・バレー・ロード という名前に変わりますが、そのまま道なりに進んで行くと、約20~30分ほどで到着します。

マウイ島全体に言えることですが、同島の道路はオアフ島と違って「比較的単純」ですので、あまり迷うことなく目的地へたどり着けます。

ちなみに、マウイ島には公共バスの「マウイ・バス」(Maui Bus)がありますが、残念ながらイアオ渓谷へ行くルートがありません。

イアオ渓谷の基本情報

「イアオ渓谷」の入園時間、ホームページアドレスなど、基本的な情報を以下に簡単にまとめました。


マノア滝 基本情報

 

  施設の正式名称 イアオ渓谷州立公園(ʻĪao Valley State Monument)
  トレイルの名称 イアオ・ニードル・ルックアウト・トレイル と 民族植物学的ループ(ʻIao Needle Lookout Trail and Ethnobotanical Loop)
  開園時間 午前7:00~午後6:00まで
  休園日 特になし
  入園料 ハワイ非居住者:5ドル、 3歳以下:無料
ハワイ居住者:無料(ID or 運転免許証の提示が必要)
(2021年4月より、非居住者の入園料を徴収)
  駐車料金

ハワイ非居住者 1台:10ドル(非商用車)
ハワイ居住者:無料(ID or 運転免許証の提示が必要)

  トイレ 1ヵ所あり(入口の脇)
  公式サイト ʻĪao Valley State Monument

 

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