ハワイ島は、通称「ビッグアイランド」の名で親しまれているハワイ州最大の島です。陸地の大半が溶岩で覆われ、オアフ島とは一味違った力強い景色を楽しめます。
治安は大変良いのですが、旅行者の「レンタカーによる交通事故」が多発していますので、十分にお気をつけ下さい。他島と異なり “広大な土地” であるため、どの車も恐ろしいほどのスピードで島内を移動しています。後方から車が来たら、自分もスピードを上げるのではなく、おとなしく右に寄せて(日本とは逆)道路を譲っておいた方が無難です。
安全運転を心掛けつつ、素晴らしい景色を楽しみましょう。「ダイナミックな溶岩流&力強い火山の景色」、「緑鮮やかな山並み」、「ビーチで休憩している ウミガメ や ハワイアン・モンク・アザラシ君」、「沖を元気に泳ぐイルカやクジラたち」、「マウナケアの満天の星空」・・・など、ビッグアイランドには 見どころが一杯あります。
ハマクア (マウナケア)
ワイピオ渓谷は、ハワイ島 北部のハマクア地区にある「緑に包まれた美しい渓谷」です。秘境のような “隔絶した世界” が広がっていて、神秘的でスピリチュアル な空気 を漂わせています。「ワイピオ渓谷展望台」から眺める眼下の光景は、息を呑むような素晴らしさです。
カイルア・コナから車で約2時間、ヒロから約1.5~2時間の距離に位置しています。コナやヒロからの詳しい行き方や、谷底のエリアへでの楽しみ方、おすすめスポット(見所)などについて 特集ページ に記載しました。
ハワイ島の「星空観測」は大変有名です。マウナケア山頂付近は、空気が澄んでいて天体観測に最適なので、日本のすばる望遠鏡をはじめ世界各国の巨大天体観測所がこのマウナケア山に集中しています。基本的には、ツアー会社を通して申し込んだ方が安全かつ充実した天体観測が出来ます。なお、星空観測ツアーには、マウナケア山の「山頂(4,205m)」まで行くツアーと、途中のオニヅカ・センター(2,804m)までしか行かないツアーとがありますが、「山頂まで行くツアー」の方をおすすめします(山頂の方が空気が澄んでいて星空が美しく見えます)。
ハワイ大学 マウナケア観測所 (Mauna Kea Observatories)
ツアー取り扱い会社:太公望ハワイ、JTB ハワイオプション、マサシのネイチャースクール
ノース・コハラ(ワイメア他)
4D Quarter Horses(フォー・ディー・クォーター・ホース)ワイコロアにある広大な乗馬体験施設です。広大な草原の中、マウナケア、フアラライ、コハラ山脈の素晴らしい景色を眺めながら、乗馬(Horseback Rides)を楽しめます。大自然と一体化した気分を味わえます。同牧場の馬は、調教が行き届いていること(3歳から乗馬可能)で定評があります。
パニオロ・アドベンチャーズは、「ハワイ島の雄大な景色を眺めながら乗馬体験ができる施設」です。コハラ山の中腹にある ポノホロ牧場(ポノホロ・ランチ / Ponoholo Ranch)が乗馬の舞台です。午前コースや午後コースなどがあります。8歳以上ならOK、初心者も乗馬できます。「パニオロ」とは、”ハワイのカウボーイ” のことをいいます。本物のパニオロになった気分で草原を散歩するのもいいですね。
アクセス:コナやワイコロア方面から19号線を北上(19号と270号のジャンクションでも続けて19号を進む)、ワイメアの19号と250号のジャンクションを左折(250号へ進む)、しばらく進むと左手に赤い屋根の建物(パニオロ・アドベンチャーズ)があります。
所要時間:ワイコロアから約45分、コナから約1時間40分
カウ(キラウエア、プナルウ)
ハワイ火山国立公園(Hawaii Volcanoes National Park)では、運が良ければマグマの噴出を見られます。同公園に着いたら、まずキラウエア・ビジターセンターへ行き、情報を収集しましょう。火山の概要や、本日の噴出の有無などを確認できます(ただし英語による案内)。入園料は、7日間有効のチケットを販売しており、車1台なら25ドル、徒歩 or 自転車なら12ドルとなっています。つまり、レンタカーを借りて自力で行く場合は、25ドルを支払えばよいことになります。ちなみに、自力でレンタカーで往復した場合、相当の疲れ&疲労による事故のリスクを伴います。安全面も考慮しつつ、レンタカーで行くか、ツアーで行くかを慎重に検討することをおすすめします。
所要時間:市街地コナから公園入口(ビジターセンター)まで160km、更に噴出スポットまで40kmあるので、片道で合計3~4時間は見ておいた方が良いでしょう。
公式サイト:Hawaii Volcanoes National Park
ツアー取り扱い会社:太公望ハワイ、JTB ハワイオプション、マサシのネイチャースクール
プナルウ黒砂海岸公園(Punalu’u Black Sand Beach Park)は、溶岩が長い年月を経て砂礫となった黒砂の海岸です。黒砂を眺めていると、ここが火山島であることを再認識させられます。コナからキラウェア火山へ行く途中にある(ハワイ島南部に位置)ので、火山見学のついでに立ち寄る人が多いようです。プナルウ海岸はウミガメがやってくることでも知られており、かなりの高確率で出会えます。なお、「海亀に触らないでください」という看板があるので、亀くんを眺めるだけにとどめておきましょう(亀への接近/接触は法律で禁じられています)。
アクセス:コナからMamalahoa Hwyをキラウエア方面へ約55マイル走るとあります。
ヒロ
パシフィック・ツナミ・ミュージアム (Pacific Tsunami Museum) は、1946年と1960年にヒロの町が津波の被害を受けた状況と、その後の復興の足跡を記録した津波博物館です。ヒロ空港から車で10分の距離にあります。