本ページでは、ザ・バス(TheBus)に乗ってラニアケア・ビーチへ行く方法をご紹介します。アラモアナやハレイワでの乗り換え場所やコツ、運行&所要時間など、詳しく記載しました(2023年9月)。
また、オアフ島の「西回りルート(中央縦断ルート)」と「東回りルート」の両方をご紹介します。ドールやハレイワに立ち寄りたい場合は、西回りがオススメです。カネオヘ、カアアワ、カフクなど、東北部の海岸線を楽しみたい方は、東回りがイイですね。
なお、レンタカーで行かれる場合は「レンタカーでの行き方」のページを、またラニアケア・ビーチの観光情報をご覧になりたい場合は「ラニアケア・ビーチを解説(ウミガメ情報)」のページを それぞれご参照ください。
公共バスのメリット&デメリット
ザ・バス(公共バス)で行くメリットは、① とにかく安い、② 自分で運転しないので 安全&安心、③窓外の景色を楽しむなど “バス旅” を満喫できる、などがあります。
一方、デメリットは、① 時間がかかる、② 乗り換えが面倒、などです。レンタカーなら 1時間ちょっとで行けますが、バスですと 乗り換えを含めて 2時間以上もかかります。
… とは申しましても、やはりバスは レンタカーよりも格段に安全です。アメリカの交通ルール や ホノルル独特の運転習慣もあります。慣れない観光地では、公共交通機関をうまく活用するのもいいですね。
ザ・バス(TheBus):西回りと東回りの2通りがある
既述のとおり、ザ・バス(TheBus)で行くには、「西回りで行く方法(中央縦断ルート)」と「東回りで行く方法」の2つがあります(分かりやすくするため、ルート名は勝手に命名しました)。両方とも 長距離バス路線の起点(出発点)は、アラモアナ・センターになります。
「西回り」は、アラモアナから52番のバスに乗り、ドール・プランテーション(特集記事)の前を通ってオアフ島北東部の「ハレイワ」まで行きます。そこで60番バスに乗り換えて、ラニアケア・ビーチへ行く方法です(詳細後述)。
「東回り」は、アラモアナから60番バスに乗り、カネオヘ、ライエ、カフク、カウェラ・ベイ など、最北部をぐるっと回っていくルートです(詳細後述)。アラモアナ・センターでバスに乗ったら、そのまま乗り換えなしで行けますが、距離が長いので、到着時間も遅くなります。
まずは アラモアナ・センター まで行く
ワイキキ周辺から行く場合、「西回り」、「東回り」ともに、 一旦アラモアナ・センターへ行き、そこで長距離区間を走るバスに乗り換えます。
クヒオアベニューから出発するなら、「20番、23番、42番、E番」の いずれかのバス(アラモアナ方面行き)に乗り、アラモアナセンター内のバス停で下車します(次項のバス停マップ参照)。アラモアナまでの所要時間は、11~15分程度です。
クヒオ通り周辺のバス停 及び バス番号
アラモアナ・センターに着いたら、海側(南側)のバス停「アラモアナ・ブールバード+アラモアナ・センター」(バス停ID:761 または 428)で下車し、建物内を縦断して センター北側 のバス停へ移動してください(次項のバス停マップ参照)。
ザ・バス: 西回りルートでの行き方
クヒオ・アベニューから出発する場合、西回りルートは 3つのバス に乗ります(2回乗り換え)。①クヒオ ⇒ アラモアナ間、②アラモアナ ⇒ ハレイワ間、③ハレイワ ⇒ ラニアケア間、の3つです。
[往路] アラモアナ・センターでの乗り換え方法
既述のとおり、「西回りルート」で行く場合、クヒオ通りから 西方面行きのバス 20番、23番、42番、E番 でアラモアナ・センターに到着後、52番 のバスに乗り換えます。始点(始発)のバス停は、「コナ・ストリート+オポジット・コナ・イキ・ストリート (NS) 」(Kona St + Opp Kona Iki St (NS) 、バス停ID:847)になります。
このバス停は、アラモアナ・センターの屋内駐車場 北側 にあります。バスの電光掲示板に 「52 WAHIAWA, HALEIWA」(ワヒアワ、ハレイワ)の表示がありますので、そのバスが来たら乗車し、ハレイワまで行きます(その後、ハレイワでラニアケア方面へ行く60番バスに乗り換え。詳細後述)。
なお、クヒオ通り(ワイキキ)から乗ってきたバスが 23番バスでしたら、52番バスの始発バス停「コナ・ストリート+オポジット・コナ・イキ・ストリート (NS) 」(バス停ID:847)に近い、名前の酷似した バス停「コナ・ストリート+オポジット・コナ・イキ・ストリート (FS) 」(バス停ID:425)まで行きますので、そのバス停で乗り換えてもOKです。
[往路] 52番バス の時刻表&ルートマップ
52番バスの運行間隔は、約30分おきで、アラモアナからハレイワ・タウンのバス停までの所要時間は、約1時間50分ほどです(多少のズレあり)。
なお、同バスの大まかな時刻表(Timetable Effective)及びバスルートマップ(Route Map Effective)は、こちらにリンク(TheBus 公式)しました。ちなみに、アラモアナ ⇒ ハレイワ行きは、「Westbound」の時刻表になります(バス停の位置や目印など、見慣れないと やや読み取りづらいです)。
[往路] ハレイワ・タウンでの乗り換え方法
52番 の “ハレイワタウンでの最初のバス停” は、「カメハメハ・ハイウェイ+ウィード・サークル」(Kamehameha Hwy + Weed Circle、バス停ID:2215)です。
ハレイワタウンの最後のバス停は「カメハメハ・ハイウェイ+オポジット・ハレイワ・ビーチパーク (google地図) 」(Kamehameha Hwy + Opp Haleiwa Beach P、バス停ID:2298)です。
往路方向(ラニアケア方面)の 最初のバス停から最後のバス停までの所要時間は 約7分 です(距離:約2.4km、徒歩なら約30分)。その間に「11個のバス停」がありますので、「走ってはすぐ止まり、また すぐ止まり、…」の繰り返しになります。
タウン内の11個のバス停(地図上の赤色のバス停)のいずれかで、60番のバスに乗り換えられます(赤色のバス停で下車、再度 赤色のバス停に並び直して、60番のバスに乗車してください)。
この60番バスの電光掲示板には「60 HONOLULU, ALA MOANA CENTER」と表示されています。これは「ラニアケア方面へと北上し、カネオヘなどのオアフ島の東側をぐるっと回り、最終的にアラモアナ・センターへ行く(所要 2時間40分)」という意味です。
“アラモアナ” と書いてあるので、初見の方は「えっ、今から戻るの?」と思ってしまい、一瞬ギョッとするかもしれませんが、ラニアケア方面へ進むバスですので、ご安心ください。
ハレイワ・タウン から ラニアケア・ビーチ までの 60番バスの所要時間 は、基本的に 10分弱です。ただし、午後2時~4時頃に限り、ラニアケア周辺で「ウミガメ渋滞!?」が起きますので、20~30分程度かかる場合があります。
なお、ついでにハレイワ散策を楽しみたい方は、「マツモト・シェイブ・アイス」前とか、「ハレイワ・ジョーズ」前など、どこのバス停で降りるかを、あらかじめ決めておくといいですね。
[往路] 60番バス の時刻表&ルートマップ
ハレイワからラニアケアへ向かう「60番バス」の運行間隔は、約30~40分おきで、同区間の所要時間は、約10分弱です(前述のとおり、渋滞があると大幅にズレます)。
同バスの大まかな時刻表(Timetable Effective)及びバスルートマップ(Route Map Effective)は、こちらにリンク(TheBus 公式)しました。
ハレイワ ⇒ ラニアケア 方面行きは、「Eastbound Via Kamehameha Hwy /Likelike Hwy to Downtown / Ala Moana Center」の時刻表になります。
[往路] ラニアケアビーチに近いバス停は 2ヵ所
ハレイワ・タウンの任意のバス停で60番のバスに乗り換えたら、ラニアケア・ビーチ周辺のバス停で下車します。ラニアケア・ビーチには、バス停が「ビーチ手前」と「向こう側」の2カ所ありますので、どちらかで下車すればOKです。
手前側のバス停は、「カメハメハ・ハイウェイ 61-676」(Kamehameha Hwy + 61-676、バス停ID:2301)です。ラニアケア・ビーチまで 400m ほど歩きます。
ビーチを通り過ぎた次のバス停は、「カメハメハ・ハイウェイ+オポジット・ポハク・ロア・ウェイ」(Kamehameha Hwy + Opp Pohaku Loa Way、バス停ID:2303)です。ビーチまで 400m ほど “戻る方向” へ歩きます。
両方とも歩く距離はさほど変わりませんので、どちらで下車しても構わないと思いますが、降りそびれるリスクを避けるなら、手前の「カメハメハ・ハイウェイ 61-676」のバス停で下車するようにした方がよいかもしれませんね。
なお、駐車場前には、(ビーチ側へ渡るための)横断歩道が2つ設置されています。斜め横断している人も結構いますが、安全確保のため、横断歩道を使って渡ることをおすすめします。
[復路] 西回りルートでの帰り方
(ハレイワ・タウン方面への)帰りは、”ビーチ側の車線にあるバス停” (行きと反対方向の車線にあるバス停)から 60番バス に乗車すれば 帰れます。
「カメハメハ・ハイウェイ+61-671」(Kamehameha Hwy + 61-671、バス停ID:2564)か、「カメハメハ・ハイウェイ+ポハク・ロア・ウェイ」(Kamehameha Hwy + Pohaku Loa Way、バス停ID:2562)などのバス停から乗車してください(上の地図参照)。
[復路] ハレイワ・タウンに戻ったら
ラニアケア・ビーチから 60番バス でハレイワ・タウンに戻ってきた際は、下の地図の水色のバス停に停車します。
このハレイワからアラモアナ・センター(ワイキキ方面)へ帰る場合は、ハレイワ南部の「ウィード・サークル+カウコナフア・ロード」(Weed Circle + Kaukonahua Rd、バス停ID:2206)が52番(アラモアナ行き)の始点(始発)のバス停になります。
帰りにハレイワの街を散策されない場合は、このバス停で52番バスに乗り換えてください。
[復路] 終点:アラモアナセンターのバス停について
アラモアナ・センターのバス停は、終点のバス停になります。皆がドカドカと降りますし、出発時に見た「巨大なコンクリートの建物」の景色なので、うっかり見落とすことも無く、カクジツに下車できるかと思います。
バス停名は、「コナ・ストリート+ピイコイ・ストリート (google地図) 」(バス停ID:1313、Kona St + Piikoi St)です。ちなみに、後述の「60番の終点バス停」と同じ場所になります。
最後に、クヒオ・アベニュー へ戻る場合は、再び「8、19、20、23、42番」のバスに乗ればOKです。
ザ・バス: 東回りルートでの行き方
ワイキキから出発して「オアフ島・東回りルート」で行く場合、アラモアナ・センターで 1回 乗り換えるだけで行けます(2つのバスに乗車)。
距離が長く、乗車時間は(アラモアナから)約2時間35分~45分もかかりますが、ウインド・ワード や ノースショア の色んな街を通りますので、途中で下車して立ち寄りたい方などにもおすすめです。
[往路] アラモアナ・センターでの乗り換え方法
既述のとおり、クヒオ通りから 西行きのバス「20番、23番、42番、E番」で アラモアナ・センターに到着後、60番のバスに乗り換えます。始点(始発)のバス停は、「コナ・ストリート+オポジット・ケエアウモク・ストリート (NS)」(Kona St + Opp Keeaumoku St (NS) 、バス停ID:426)になります。
このバス停は、アラモアナ・センターの屋内駐車場 北側 にあります。バスの電光掲示板に 「 60 KANEOHE – HALEIWA」(カネオヘ ハレイワ)の表示がありますので、そのバスが来たら乗車します。
[往路] 60番バス の時刻表&ルートマップ
60番バスの運行間隔は、約30~40分おきで、アラモアナ・センターから ラニアケア・ビーチまでの所要時間は、2時間35~45分です。
なお、同バスの大まかな時刻表(Timetable Effective)及びバスルートマップ(Route Map Effective)は、こちらにリンク(TheBus 公式)しました。ちなみに、アラモアナ ⇒ ラニアケア方面行きは、「Westbound Via Likelike Hwy .. 」の時刻表になります。
[往路] ラニアケアまで ただひたすら乗車
大ざっぱなルートは、次のとおりです。山道のリケリケ・ハイウェイ(63号線)を抜け(※)、カネオヘの市街地を経て、海岸沿いのカアアワ、プナルウ、ライエ、カフク、カウェラ・ベイ、ププケアなどの街を延々と走り続けます(⇒ ※ TheBus のHP掲載マップでは61号線になっていますが、63号線に変更されているようです。いずれにせよ、山間部はノンストップで通り抜けます)。
ププケアの街を過ぎた後、「ワイメア・ベイ・ビーチ・パーク」の前を通り、そこから更に5分ほど走ると、ようやく「ラニアケア・ビーチ」に到着します。
なお、下の地図で表示されているバス停は、「水色が往路(行き)」、「赤色が復路(帰り)」になります。
カネオヘ方面(東回り)から乗ってきた場合に 下車するバス停 は、「カメハメハ・ハイウェイ+ポハク・ロア・ウェイ」(バス停ID:2563、Kamehameha Hwy + Pohaku Loa Way)です。ラニアケア・ビーチの目の前にあります!
[往路] 到着時間の目安を掲載しました
所要時間があまりにも長いので、朝10時発のバスを一例に、大体どのような時間の流れになっているのかを示してみたいと思います。
なお、定期的に時刻表が改定されているため、実際の時刻とは異なっていることもあろうかと思いますが、あくまでも “時間感覚をつかむ” 程度のものと理解していただければ幸いです。
10時02分にアラモアナを出発した場合、12時44分にラニアケアに到着、所要時間は2時間42分です(下のリンクは、Googleの地図 に掲載されているバス停 にリンクしています)。
アラモアナ・センター | バス停 426(10:02)⇒ カネオヘ・スーパー前 | バス停 1475(10:50)⇒ カハルウ | バス停 1587(11:12)⇒ カワワア・ビーチ | バス停 2465(11:29)⇒ ポリネシア・カルチャー・センター | バス停 2507(11:52)⇒ タートル・ベイ・リゾート (ホテル) | バス停 2341(12:16)⇒ ププケア・ビーチ・パーク | バス停 2551(12:33)⇒ ラニアケア・ビーチ | バス停 2563(12:44)
[復路] 行きの逆ルートを行くだけ
帰りは、行きに辿ったルートを逆に行けば、アラモアナ・センターまで帰れます。60番のバスに乗ってアラモアナ方面へ戻る場合、バスの電光掲示板に「60 – HONOLULU – Ala Moana Center」の表示が出ていることを(念のため)確認して乗車すると安心です(60番に限っては、どのバスもこの表示になっているようです)。
乗車するバス停は、上の地図・赤色の「カメハメハ・ハイウェイ+オポジット・ポハク・ロア・ウェイ」(バス停ID:2303、Kamehameha Hwy + Opp Pohaku Loa Way)です。
もちろん「カメハメハ・ハイウェイ 61-676」(バス停ID:2301、Kamehameha Hwy + 61-676)で乗車しても構いません。
アラモアナ・センターの終点のバス停は、「コナ・ストリート+ピイコイ・ストリート」(バス停ID:1313、Kona St + Piikoi St)です。52番の終点バス停と同じ場所です。皆が降りますので、「あぁ、終点だ」とすぐに気が付きます。
行きと帰りで「西回り」「東回り」を変えても面白い
ここまでお読みいただいた方は、もうお気づきかと思いますが、「西回りルートの52番バス」と「東回りルートの60番バス」は、アラモアナ・センターを出発し、ハレイワタウンを折り返し地点として、52番は西側を担当、60番は東側を担当していることになります。
両方ともハレイワ・タウンが一応の終点となっていますが、そのまま(降りずに)乗車していると、ほとんどのバスが再びアラモアナ・センターへと戻っていきます(ハレイワの終点/始点となっているバス停で10分ちょっと停車する場合があります)。
ハレイワタウン内でしたら、どのバス停でも「52番 ⇔ 60番」のバスに乗り換えられます(同じバス停で乗り換え、あるいは道路を渡って向かいのバス停に乗り換え)。
このため、行きに西回りルート、帰りに東回りルートを使って(あるいはその逆ルートを使って)、オアフ島を1周することも可能です。