カピオラニ公園(ワイキキ)を散歩して 身も心もリフレッシュ!

オアフ島の観光情報

本ページ(2ページ目)では、「カピオラニ公園のプチ歴史」「公園への行き方(アクセス)」について解説しています(1ページへ戻る)。

カピオラニ公園のプチ歴史

カピオラニ公園の歴史について、少しご紹介いたします。140年以上の歴史を有する伝統ある公園が、どのような経緯で作られ、変遷してきたのか、ごくカンタンにまとめました。足りない説明もあるかと思いますが、ご容赦いただければ幸いです。

元は湿地帯が広がる土地だった

… カピオラニ公園の一帯は、以前はハワイの王族が支配する土地で、「湿地帯ラグーンが広がる場所」でした。ここでは、”タロイモ栽培” や、ラグーンでの “魚の養殖” などが行われていたそうです。

初期のカピオラニ公園

1870年代に入り、カラカウア王(当時の王様)が アメリカ本土 を視察した際、「アメリカの公園はすごい、皆が楽しめる憩いの場はスバラシイ」と感銘を受けたことが契機となり、広い土地が確保できる “この地” に公園を作ることとなりました。

また、以前より アメリカ本土の移民(白人)から「競馬場を作ってほしい」という要請もあったので、造成の際に「競馬場」も併設されました。ちなみに、この競馬場は「観客スタンド」付きの かなり豪華なモノ だったようです。

話は戻りますが、公園を作るにあたり、莫大なお金が必要となりますので、募集して多額の資金を集めました。そうして やっと 1877年に公園が完成 しました。当時は、「円形の競馬場 🏇」「ポロの競技場」「ボート池 🚣」などの施設があったそうです。しかし、公園の利用は “資金を提供した富裕層” 💰 のみに限られ、一般の人々は入ることができませんでした。セレブのみの “特別な施設” だったんですね。

一般開放され、市民の憩いの場へ

その後、ハワイ王政が終焉し、公園の運営母体もホノルル市(の関連公共団体)に移行されたことをきっかけに、一般の人々も利用できる「無料の公園」へと切り替わりました。

競馬場が撤去され、野球やラグビーができるグランドが作られたり、遊歩道が作られる等、「市民の憩いの場」へと姿を変えました。

水族館や動物園も建設

また、当時 ダウンタウンとダイヤモンドヘッドを結ぶ「ストリートカー」(路面電車)が建設され、その利用者を増やす目的も兼ねて、1904年に「ワイキキ水族館」が作られました。

更には、1915年にホノルル市郡政府の主導で 動物園(現在の ホノルル動物園 の前身)も建設されるなど、段階を踏みながら “ホノルル最大級の癒し&娯楽スポット” へと変貌を遂げました。

二番目に古い公園 !?

ちなみに、「カピオラニ公園は最古の公園」と書かれているネット記事もありますが、実際には2番目に古い公園だそうです。

一番古い公園は、アラモアナとダウンタウンの間にある「トーマス広場」です。1850年に作られました(とはいえ、最初はただの野原でした)。カピオラニ公園は、「大規模に造成・整備された公園としては、一番古い公園」という位置づけになります。

カピオラニ公園への行き方(徒歩、Biki 編)

カピオラニ公園は、ワイキキビーチ(クヒオビーチ)の東端、ホノルル動物園を挟んだ南側に位置しています。西側(ワイキキ水族館側)に カラカウア・アベニュー、北側(クヒオ側)に モンサラット・アベニュー、東側(住宅&ダイヤモンドヘッド側)は パキ・アベニュー にそれぞれ面しています。

徒歩で行くことも可能

ワイキキのホテル街から、カラカウア通りやクヒオ通りを歩いて、そのまま行けます。カラカウア通りの中心地からなら、徒歩10~15分ほどで到着します。

カラカウア通りをそのままダイヤモンドヘッド方面に歩いていき、ホノルル動物園の南側の道(モンサラット・アベニュー)に進むと到着します。

朝の涼しい時間帯などは、むしろ歩いて行った方が気持ちがいいくらいです。ただし、現地についてからも ひたすら歩き続けることになるかと思いますので、あらかじめ “その日に使える体力を予想” してから、徒歩移動の可否を決めるといいですね。

レンタル自転車 Biki を使えば、更に便利

乗り捨て型レンタル自転車「Biki」🚲 を使って気軽にアクセスすることも可能です。料金は、30分で3.5ドルです(クレジットカードでの決済)。ワイキキの中心地でしたら、Biki を借りられるステーション(ステーション地図)はいくらでもありますので、最寄りのスタンドでレンタルします。

公園に一番近いビキステーション(乗り捨て場所)は、「518 DIAMONDH/KAP – KALAKAUA & MONSARRAT」です。カラカウア・アベニュー沿いのレストラン「ベアフット・ビーチカフェ」の裏手(カラカウア通り側)にあります。さきほど、サンセット・ヨガの説明の際にご紹介したお店です。

なお、ビキステーション(駐輪スポット)が一杯で停められない場合は、ワイキキビーチ周辺やカパフル・アベニュー沿いにも ビキステーション がありますので、そちらに行ってみてください(ステーション地図)。

カピオラニ公園への行き方(バス編)

往路(行き)のバス&バス停

クヒオ・アベニューから ザ・バス(TheBus)に乗車して行く場合、「2L番8番23番42番」などが「モンサラット・アベニュー+カピオラニ・パーク」(Monsarrat Ave + Kapiolani Park、バス停ID:88)のバス停に停車します(屋根付きのバス停)。


バス停「モンサラット・アベニュー+カピオラニ・パーク」は 2L、8、23、42番が停車。

なお、2番 バスのうち、一部のバス(午後のバスなど)については、そこから50mほど進んだ先の(名前が酷似した)バス停「モンサラット・アベニュー+カピオラニパーク (City) 」(ID:1861)に停車しますが、大半の2番バスは このバス停 を通らず、別のルートを走りますので、利用しない方がベターです。 

なお、20番バスなど、近隣のバス停を含めると他にもいくつかありますが、説明を割愛いたします。

復路(帰り)のバス&バス停

帰りは、8番42番 バスなら「行きで下車したバス停「モンサラット・アベニュー+カピオラニ・パーク」から再び乗車すれば、ワイキキ動物園の外周をぐるっと回って、クヒオ通りへ戻れます。帰り方としては、これらのバスが一番わかりやすいです。

2L番23番バスは、距離が少し離れますが、クイーン・カピオラニ・ガーデンの脇にある「パキ・アベニュー+モンサラット・アベニュー」(Paki Ave + Monsarrat Ave、バス停ID:16)から乗車できます。ちなみに、このバス停には8番42番バスも停車します。

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