イオラニ宮殿&ハワイ州立美術館への行き方

ハワイの交通手段

本ページでは、「イオラニ宮殿」&「ハワイ州立美術館」への行き方をご紹介します。イオラニ宮殿と美術館は、道路を挟んだ はす向かい に位置していて非常に近いので、交通アクセスも ほぼ同じになります。

公共バスの「ザ・バス」、トロリー各社、そして乗り捨て型レンタサイクルの「Biki」など、交通手段別に詳しくご紹介します(2023年9月)。

なお、イオラニ宮殿の観光情報については「イオラニ宮殿の見所、ツアー予約方法、料金、割引、営業時間 🏰」のページに、ハワイ州立美術館については「ハワイ州立美術館でアートやカフェを満喫! 🖼」にそれぞれまとめました。ご一読いただければ幸いです。

TheBusを利用する

ワイキキ・エリアから宮殿へ行く場合は、ザ・バス(TheBus)で行くのが一番オーソドックスな行き方です。クヒオ通りの任意のバス停から乗り換えなしで行けます。

利用できるバス路線のうち、下車するバス停が 目的地に一番近い のは、2番13番E 番 のバスです。次に近いのは、2L 番42番 のバスです。以下で詳しく解説します。

2番・13番・E番 のバスを利用する

2番・13番・E番:往路のバス停について

前述のとおり、クヒオ・アベニューからザ・バスに乗る場合、一番便利なバスは、2番13番E 番 の3つのバスです。いずれかのバスに乗れば、乗り換えせずに「イオラニ宮殿 前」まで行けます。

2番13番 のバスは、クヒオ通りにある どのバス停 からでも乗車できます。E 番 のバスは、クヒオ通りの一部のバス停をスルーしますが、大半のバス停に停車します。

5分~10分くらいの間隔で、この3本のバスのうちのどれかが来ますので、一番早く来たバスに乗ればOKです。

ワイキキ・マーケット(旧フード・パントリーの跡地にオープン)前のバス停「クヒオ・アベニュー+ワリナ・ストリート」(Kuhio Ave + Walina St、バス停ID:24)から乗車した場合、イオラニ宮殿前のバス停までの所要時間は、約26~30分 です。


クヒオ・アベニュー+ワリナ・ストリート」(バス停ID:24)のバス停。現在は、赤い屋根&その向こうの建物が取り壊され、ワイキキ・マーケット(スーパー)や リリア・ワイキキ(コンドミニアム)が入った巨大ビルに変わっています。

下車するバス停は、2番13番E番 ともに「サウス・ホテル・ストリート+アラケア・ストリート(S Hotel St + Alakea St、バス停ID:46)になります。同バス停は、宮殿の西側(美術館の南側)にあります(下のバス停地図でご確認ください)。イオラニ宮殿の「チケット売り場に一番近いバス停」になります。


下車バス停の「サウス・ホテル・ストリート+アラケア・ストリート」(バス停ID:46)

各バスの途中のルートは若干異なりますが、どのバスも確実にこのバス停に停車します。

ちなみに、E番は 30分 に1本程度 とやや少なめの運行本数ですが、ヒルトンハワイアンビレッジ等がある「カリア・ロード」や、プリンス・ワイキキやアラモアナ・センター等がある「アラモアナ・ブールバード」を通ります。その周辺で乗り降りの予定がある方は、E番を利用されるといいと思います。

イオラニ宮殿 入口までの歩き方

下車したら、戻る方向に少し歩きます。リチャーズ・ストリート(宮殿敷地の側道)の交差点(横断歩道)を渡って右折すると、宮殿の脇の入口(ハレコアの正面付近にある入口)から敷地へ入れます。敷地に入ったすぐの場所、左側にある「ハレコア」(旧:イオラニ・バラックス。要塞みたいな形をした建物)がチケット売り場になります。

あるいは、下車後、戻る方向へ(右折せずに)真っすぐ歩いていくと、イオラニ宮殿の裏側入り口(&ハワイ州会議事堂の南側)に辿り着けます。

2番13番E 番 の 往路バス停 の位置は、下の地図をご参照ください。なお、水色は 復路バス停 になります。

© OpenStreetMap

ハワイ州立美術館 入口までの歩き方

ハワイ州立美術館は、下車したバス停(サウス・ホテル・ストリート+アラケア・ストリート)の ほぼ目の前 にあります。下車後、戻る方向へ歩くと、すぐ左手に白い洋館が見えます。敷地の端っこに小さい入口がありますので、そこから中へ入れます。

2番・13番:復路のバス停について

帰りの2番13番のバス停は、「サウス・ホテル・ストリート+リチャーズ・ストリート(S Hotel St + Richards St、バス停ID:130です。

行きに下車したバス停よりも宮殿に近い場所にある、反対車線 側のバス停です。行きに下車した際に、目の前を通りますので、あらかじめチェックしておくといいですね。

26~30分ほど走ると、クヒオ・アベニューに戻ってきますので、任意のバス停で下車してください。

E番:復路のバス停について

帰りのE番のバスは、このバス停から乗車することができません。イオラニ宮殿南側にあるバス停「サウス・キング・ストリート+パンチボール・ストリート(S King St + Punchbowl St、バス停ID:131)であれば乗車できます

このバスは、2番・13番バスと異なり、帰りは(クヒオ・アベニューではなく)カラカウア・アベニュー を通ります。カラカウア・アベニューには バス停が2ヵ所 しかありませんので(アップルストア前か、ワイキキ ビーチ エッグスプレス前)、どちらかで下車してください(下車しないと 終点のホノルル動物園前 まで行きます)。

2L番・42番 のバスを利用する

2L番・42番:往路のバス停について

2L番42番 バス は、2番13番E番と同様に、クヒオ・アベニューのバス停から乗車できます。ただし、2L番バスは、一部のバス停を飛ばして停車します。

ちなみに、2L番42番 バスともに、さきほどご紹介した ワイキキ・マーケット(旧フード・パントリーの跡地にオープン)前のバス停「クヒオ・アベニュー+ワリナ・ストリート」(Kuhio Ave + Walina St、バス停ID:24)には停車します。

2L番42番 バスの 下車バス停 は、「2番、13番、E番の下車バス停」の1つ手前のバス停である「サウス・ベレターニア・ストリート+パンチボール・ストリート(S Beretania St + Punchbowl St、バス停ID:45です。ハワイ州会議事堂の裏側になります(前出のバス停地図を参照)

イオラニ宮殿へ行くには、下車後、議事堂の脇を通っていくと、同宮殿の裏側(北側)の入口へ たどり着けます。

ハワイ州立美術館へは、降りたバス停の道路(サウス・ベレターニア・ストリート)をそのまま真っすぐ進行方向へ進むと、左手に「白い洋館=ハワイ州立美術館」が見えます。交差点を左折して少し歩くと美術館の入口があります。

2L番・42番:復路のバス停について

2L番42番 バスの 帰りのバス停 は、「サウス・キング・ストリート+パンチボール・ストリート(S King St + Punchbowl St、バス停ID:131が一番近いバス停になります。イオラニ宮殿南側の道路沿いにあります。

ちなみに、このバス停は、「2番13番E番」のバスも停車します。

また、このバス停に停まる 20番 バスも クヒオ通り に帰れます。途中、アラモアナ・ブールバード(アラモアナ・センター海側の道路)や カリア・ロード(ヒルトン ハワイアン ビレッジ)の前を通ってクヒオ通りへ行きます。

トロリーを利用する

旅行会社などが運営するトロリーも、ザ・バス に負けず劣らず大変便利です。

往路(行き)は、どのトロリーも イオラニ宮殿の北側 にある「ハワイ州庁舎/州政府」のバス停で降りると、早く到着できます。また、復路(帰り)は宮殿南側にある「カメハメハ大王像」のバス停から乗ると、余分なルートを走らずに 早くワイキキ中心地へ戻れます。

ダウンタウン方面のルートの都合上、各社とも「行きと帰りのバス停を変えると乗車時間を短縮」できますので、覚えておくといいですね。

HIS の レアレアトロリー

レアレアトロリー(LeaLeaトロリー。HIS、ANAハローツアーの一部、トロリーチケット購入者が対象)を利用される方は、「マラマライン」で行けます(130分間隔で運行、1日4本)。

往路(行き)
同ラインの出発地点は、ワイキキの「ロイヤル・ハワイアン・センター」です。行きは「ハワイ州庁舎前」のバス停で下車すると、所要 39分 で到着します(州議会議事堂の敷地を横切って宮殿の裏手へ辿り着けます)

一番近いバス停は「カメハメハ大王像」なのですが、このバス停までまともに乗車していると、所要「1時間17分」もかかってしまいます。下車バス停をうまく選択すると時間短縮できます。

復路(帰り)
帰りは、「イオラニ宮殿(カメハメハ大王像)」から乗車すると早く帰れます。同バス停からロイヤルハワイアンセンターまでの乗車時間は、35分 です。ちなみに、復路も “行きに下車したバス停” から乗車すると、余分に 46分 もバスに揺られる羽目になりますので、ご注意ください。

JTB の HiBus(ハイバス)

HiBus(旧:オリオリウォーカーは、JTBが運営する巡回バスサービスです。

往路(行き)
ワイキキから出発する場合、まず「アラモアナ・ルート」のバスに乗り(25分間隔で運行)、乗り換えターミナルである「アラモアナセンター 海側」まで行きます。「モアナ・サーフライダー」から乗車するとした場合、所要時間は 32分 です。

そこから「ダウンタウン・ルート」に乗り換えます(60分間隔で運行)。「ハワイ州庁舎」のバス停までなら 20分 で到着します。行きは、ここで下車して歩いたほうが早く到着できます(州議会議事堂の敷地を横切って宮殿の裏手へ辿り着けます)。ちなみに宮殿最寄りの「カメハメハ大王像」で下車すると、33分もかかります(+13分)。

復路(帰り)
帰りは、「ダウンタウン・ルート」の「カメハメハ大王像」のから乗車した方が早く帰れます。「アラモアナセンター 海側」までの所要時間は、13分 です。そこから「アラモアナ・ルート」のバスに乗り、ワイキキへ戻ります。

ワイキキトロリー

ワイキキトロリーを利用される方は、「レッドライン」でイオラニ宮殿の近くまで行けます(60分間隔で運行)。

往路(行き)
「ワイキキ・ショッピング・プラザ」のバス停から乗車した場合、下車バス停「ハワイ州政府庁前(イオラニ宮殿)」までの所要時間は 25分 です(州議会議事堂の敷地を横切って宮殿の裏手へ辿り着けます)

復路(帰り)
帰りは、宮殿の南側にある「カメハメハ大王像」のバス停から乗車すると、「ワイキキ・ショッピング・プラザ」まで 25分 で到着できます。

レンタル自転車「Biki」で行く

ワイキキから約20分で到着!

乗り捨て型のレンタル自転車「Biki」(ビーキー、ビキ)で行くこともできます。例えば、ワイキキの中心地から出発した場合、約20分ほどで宮殿に到着します。

ルートについて

自転車で留意すべきポイントのひとつは、「自動車と同じ道路を走るか、あるいは自転車専用レーン(バイクレーン)がある場合は、そこをを通らなければいけない」ということです(歩道は、歩いて押すときのみ通行可)

一方通行の区間は、その指し示す方向にのみ走行できます。車道が一方通行であっても、自転車レーンは両側通行になっていることもあります。つまり、車道 もしくは 自転車レーン の指示(標識)に従い、どちらの方向に進めるのかを確認した上で走行します。以下では、それらの点を踏まえて解説しました。

行き(往路)は、「クヒオ・アベニュー」(両側通行)か、運河沿いの「アラ・ワイ・ブールバード」(ダウンタウン方面の一方通行)を ダウンタウン方面へ進みます。

一部両側通行となっている「カラカウア・アベニュー」(クヒオとの合流地点から両側通行)を通って「サウス・キング・ストリート」との交差点に出たら、同ストリートをダウンタウン方向へ進みます。サウス・キング・ストリートは、自動車は一方通行となっている道路なのですが、自転車レーンは両方向のルートが設置されています。

帰り(復路)は、「サウス・キング・ストリート」(自転車レーンは上下両レーンあり)と「カラカウア・アベニュー」(一部両側通行だが、途中からワイキキ方面への一方通行)の2つの道路を使えば、ワイキキ中心地まで戻ってこれます。

なお、クヒオ通りは、車の往来が激しいことに加え、市バス(TheBus)やトロリーの主要幹線道路にもなっています。真横を巨大なバスが通るときなど、少々怖いので、慎重に走行するよう心がけるといいですね。

宮殿周辺のBikiストップは 5ヵ所

イオラニ宮殿の周辺には、Bikiストップ 🚲(返却・乗り捨て場所)が 5カ所 あります。下の地図に掲載しました。チケット売り場に一番近いのは、リチャーズ・ストリートとサウス・ホテル・ストリートの交差点にあるBikiストップです(下の地図の 水色バス停「2, 13の向かいにある Bikiストップ)。

駐車スペースが一杯な場合は、他の4カ所も確認してみてください。帰路にビーキー(ビキ)を利用する場合も、この5カ所のどこかで借りるといいですね。

自転車の交通ルールについて

自転車は、基本的に「自動車と同じ交通ルール」を守るように法律で定められています。一方通行(One Way)などのルールも、クルマと同じです。歩道も(自転車を漕いで)走ってはいけません。

ただし、自転車レーンがある場合は、自転車レーンの示す交通ルールで走れます。”車道が一方通行” であっても、”自転車レーンに 上り・下り の両ルートがある” なら、両方向に進むことができます。

また、自転車から降りて、押して歩くのであれば、歩行者と同じ扱いになりますので、歩道を通ることもできます。交通ルールがわからなくなったら、降りて歩道を歩くといいですね。また、歩いてすすむ場合は、横断歩道も渡れます。

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