空港からワイキキへの移動

ハワイの交通手段

本ページでは、ダニエル・K・イノウエ国際空港(旧:ホノルル国際空港)からホノルル市街地までの案内と移動手段についてご紹介します。

ターミナルは3つに分かれている

ダニエル・K・イノウエ国際空港(Daniel K. Inouye International Airport)のターミナルは、3つあります。2018年に「ターミナル1」「ターミナル2」「ターミナル3」とシンプルな名称に変更されました。

国際線は、基本的に「ターミナル2」になります。日本航空、全日空、ユナイテッド航空、デルタ航空、大韓航空など(ハワイアン航空は、国際線 ⇒ ターミナル2、国内線 ⇒ ターミナル1)、各航空会社の飛行機で ターミナル2 に到着したら、入国審査(Immigration、2階)、荷物受け取り(Baggage Claim、1階)、税関申告(Customs Declaration、1階)を通過して、建物の外に出ます。

「ターミナル1」は、「ハワイアン航空の国内線発着(諸島間&アメリカ本土)」専用のターミナルです。ハワイアン航空でマウイ島やハワイ島などの他島へ行く場合は、こちらのターミナルへ移動し、飛行機を乗り換えればOKです。

「ターミナル3」は、モクレレ航空専用の小さいターミナルです。他島へ行く際に モクレレ航空を利用される場合は、こちらのターミナルへ移動します。

なお、各ターミナル間は、無料の連絡バス「ウィキウィキ・シャトル」(Wiki Wiki Shuttle)で移動できます。「ターミナル2 ⇔ ターミナル1」間を 連絡通路 を使って 徒歩で移動 する場合、約10分かかります。

ハワイアン航空について

既述のとおり、ハワイアン航空は、国内線は “ターミナル1” になりますが、国際線は “ターミナル2” になります(2019年 1月9日 以降)。

もう少し具体的に申しますと、「ハワイ州の 諸島間フライト」と「北米線(アメリカ本土行き=国内線)」のチェックイン(出発便)は “ターミナル1” になります。「国際線」(日本便 及び その他の国際線。アメリカ領サモア便を含む)のチェックイン(出発便)は “ターミナル2” になります。

個人用 と 団体用 の出口がある

空港・ターミナル2の(建物の外への)出口は、「個人用出口(”EXIT2“)」と「団体専用出口(”EXIT 1“)」に分かれていますので、少しだけ気をつけておくといいですね。

ただし、出口を間違えても、建物外側の歩道を少し歩けば 目的の出口(個人⇔団体)へ戻れますので、さほど問題ありません。

ツアーで到着した場合(団体用出口)

送迎サービス付きのツアーでホノルルに到着した方は、旅行会社の現地スタッフがホテルまで連れて行ってくれます。入国審査・税関を終えたら、進行方向の左手側にある「団体専用出口(”EXIT 1“)」から出ましょう。スタッフが各旅行会社の看板を持って立っていますので、その人の指示を受けて行動すれば、30分後にはホテル到着です。

エアポートシャトルを利用する

エアポートシャトルの会社は沢山あるようですが、日本の旅行者からもよく名前が知られている現地会社は「ロバーツハワイ」(Express Shuttle=空港の公式シャトル)や「スピーディーシャトル」です。また、「JTB」や「HIS」のシャトルサービスも “日本大手の安心感” から、大変人気があります。

これらのシャトルバス4社は、「団体専用出口(”EXIT 1“)」から出ると、シャトル乗り場が目の前にあります(詳細後述)ので、ここから出ると便利です(ロバーツとスピーディは 他にも乗り場あり)

4社以外のシャトルバス会社や、タクシー、レンタカーなどを利用される場合は、「個人用出口(”EXIT2″)」から出る方が 乗り場&受付場所 へ早くたどり着けると思います。

Roberts Hawaii を利用

Roberts Hawaii(ロバーツハワイ)は、2017年10月より「空港公式シャトルバス」(正式名:エクスプレス・シャトル)の地位に返り咲いたバス会社です。

空港の公式シャトルバス(エクスプレス・シャトル / Express Shuttle)は、「~2011年まで ロバーツハワイ」⇒「2011~2017年まで スピーディーシャトル」⇒「2017年10月~現在まで ロバーツハワイ」と変遷しています。

ロバーツは、「5ヵ所以上のホテルには停車しない」というルールがあるようなので、他社よりは比較的早くホテルに到着できます。事前予約をしておくと、スムーズに乗車できます。同社の日本語ホームページから簡単に予約できます。

また、現地で直接チケットを購入することも可能です。乗り場は、「団体用出口を出てすぐ右手の場所」にもあります(上の 空港案内図 参照)。その付近に 同社の「黄色いアロハシャツを着たスタッフ」が待機していますので、チケットの購入方法 や シャトル乗り場 を指示してくれます。

支払いは、クレジットカードのみです。(空きがあれば)あまり待たずに乗車することも可能です(注:予約等で一杯の場合は、無理に待たずに後述の スピーディーシャトル などを利用した方が、早く目的地に辿り着けます)

料金は、ワイキキなら 往路(到着)25ドル(チップ代込み)、座席を必要としない 4歳未満(=3歳以下)のお子さんなら無料になります。復路(出発)は23ドルです。荷物は1人2個までなら無料、3個以上は1個につき約10ドル、サーフボードは25ドルになります。

なお、上の「空港案内図」に 乗り場()と(バゲージ・クレイム前=手荷物受取所前 の)チケット売り場()を参考までに掲載しましたが、わざわざ “チケット売り場” まで行かなくとも、「黄色いアロハシャツのスタッフ」にお願いすれば、その場で乗車の交渉ができます(ただし、混んでいる場合などは、断られる可能性あり ⇒ 心配な方は、建物内のチケットカウンター で申し込んだ方がベターです)

SpeediShuttle を利用

「SpeediShuttle / スピーディーシャトル」の乗り場は、「団体用出口を出てすぐ右手の場所」にもあります。その他にも個人用出口前、ターミナル3付近にも乗り場があります(参考:同社の乗り場案内図)。

赤いアロハシャツが同社のユニフォームですので(すぐにわかります)、その人たちを目指して歩いていくと乗車場所に辿り着けます。

スピーディーシャトルは、日本語ホームページから予約することができるほか、現地で直接申し込むことも可能です。

車のボディに『speedi SHUTTLE』と書かれたバス or バン(ボディ自体の色は、白、黒、グレーなど、まちまちです)が到着するので、どのバスかすぐに判別がつきます。日中なら、20~25分おきに運行しています。

料金は、 ワイキキ繁華街 や ホノルル・ハーバー までなら、共有バン(乗り合いのバン)で 大人片道料金 19.5ドル ですが、同社の場合はチップが含まれていないので、別途チップの支払いが必要です。バッグは2個まで無料、サーフボード、ゴルフバッグは別途料金がかかります(詳細は、予約ページにて確認可能)。乗車したら、バスの運転手に目的地(ホテル名)を告げましょう。

なお、このバスは3~4ヶ所の空港内ピックアップポイントで各々10~15分ほど停車し、更に各ホテルにちょこちょこ停まっていくので、ややスローな移動になります。ただ、後述の「その他のエアポート・シャトル」のようにわざわざ電話で呼び出す面倒がないこと、安さと安心感を得られることなどなら、良い選択肢だと思います。

HIS混乗送迎プランを利用

「HIS混乗送迎プラン」は、HISが運営するエアポートシャトルサービスです。片道送迎往復送迎のプランがあり、片道なら16ドル(1,800円)、往復なら32ドル(3,600円)になります。同社でツアーを申し込んでいなくても、シャトルだけ単独で申し込めます。JTBほどの混雑ではありませんが、3~4日前には満席になる場合がありますので、早めに予約した方が良さそうです。

予約済みの方は、入国審査等を終えて到着ロビーの「団体専用出口」(EXIT1)を出ると、正面にHISのデスクがありますので、そこでチェックインをします(地図)。チェックイン用デスクは団体出口を出た正面にHISのデスクがあります。日本語対応ですので、JTBと同様に一定の安心感が得られます。

その他のエアポート・シャトルで移動

既述のとおり、上記以外のシャトルバスも多数あります。ただし、電話呼び出し方式(もしくはインターネットによる事前予約方式)によるピックアップとなります。各社のシャトルバスは、10人乗り程度のバンタイプから、20~30人乗り程度のミニバスまで、様々なタイプのものがあります(ピックアップ・バス/乗り合いバン(Shared Bus)/乗り合いタクシーなど、呼び名も様々)。

慣れるまでは少し使いづらい?

これらの会社のシャトルバスは、「空港建物出口付近に備え付けてある電話で呼び出してから乗車する方式」が前提ですが、バスを頼んでも実際には30分ほど待たされることがあったり、乗車場所の説明があいまいでバスを見つけられなかったり(自動車待機場所は混んでいるので、脇の目立たない場所で待つよう指示される等)など、ハワイ初心者だと なかなか苦労させられます。長時間待っている間に「バス会社の名前」も忘れてしまい、度々看板を見に戻るハメにもなります。不安とイライラを抱えたくないのであれば、これらのバスに乗車するのは旅慣れてからでも遅くないでしょう。

「電話呼び出し方式」の運賃は、割高だったり、割安だったりと、各社まちまちの料金設定となっています。

シャトルの呼び出し方

「シャトルの呼び出し方」等の手順は、以下のとおりです。

① 建物出口付近にあるインフォメーション専用電話を使ってエアポート・シャトルの会社に電話をかけます。案内板にある番号をプッシュすれば、オペレーターが出ます。

② まず、どこのターミナル(ターミナル2、国際線、国内線 etc. )に到着したのかを聞かれます。そして、目的地(&ホテル名)、人数などを伝えます。

③ 待機場所を指示されるので、そこで10~20分程度待ちます。待機場所は、到着出口を出た車の一時停車場を指示されます。

④ 10人乗りくらいの大型バンが来るので、会社名を確認のうえ、ドライバーに名前を言って乗り込みましょう。

⑤ ホテル付近に無事到着。到着場所は、ホテルの目の前でない場合もありますが、ドライバーがどこにホテルがあるのかを教えてくれます(何も言ってくれなかったら、自分から○○ホテルはどこ?と尋ねましょう)。なお、降車時にチップは忘れずに渡しておきましょう。

⑥ なお、乗り合いタイプのバン(Shared Van)を利用された方は、降車時にチップ(gratuity)を忘れずに渡しましょう。タクシーと同様、乗車料金の15%程度です。

[※] バゲージ・クレイム(Baggage Claim)とは、「手荷物引渡所、手荷物受取所」のことを指します。また、ぐるぐる荷物が回っている 荷物受け取りコンベア のことをバゲージ・カルーセル(Baggage Carousel)といいますので、覚えておくと便利です。ネット予約のシャトルバスの場合、待ち合わせ場所が屋外ではなく、この「バゲージ・カルーセル前」のこともあります。

タクシーを利用する場合

ご自身で航空券を手配して個人旅行で到着した方でタクシーを利用される場合は、入国審査・税関を済ませたら、正面にある「個人用出口(”EXIT2“の出口)」から出ましょう。到着ロビーの出口には、タクシー会社の案内係(デスパッチャー)が立っており、その人たちがタクシー乗り場に案内してくれます。案内係がいない場合は、ご自分で中央分離帯のタクシー乗り場(「TAXI」の表示あり)まで行き、乗車しましょう。

ワイキキのホテルまでタクシーに乗ると、約40~50ドル程度の料金になります(チップは含まず)。運賃体系は、日本と同様、距離と時間を併用したものです。このため渋滞に遭遇すると、やや高めの料金になってしまいます。大型のカバン1個につき別途料金を取られる場合がありますが、大半のドライバーは請求してこないようです。降車時にはチップも渡しておきましょう。相場は 15% 程度で、荷物積み下ろしを手伝ってもらったら更に1ドルを上乗せするようです。例えば、運賃が45ドルなら、チップは 8ドル 前後という計算になります(運転のチップ 7ドル + 荷物積み下ろし 1ドル )。

1人乗車の場合は、50ドル前後だとかなり高く感じますが、「バスのように待たされることがないこと」「ホテルのドアまで送ってくれること」など、時間と手間を考えれば、2人以上の場合はそれほど高いとも感じないかと思います。

なお、タクシーの詳細情報については、「ホノルル/オアフ島の交通>タクシー」のページをご覧ください。

レンタカーを利用する

過去にアメリカやハワイで運転したことがある人、何度かホノルルに訪れていてハイウェーのルートなどを憶えている人、運転に自信がある人 などであれば、レンタカーを利用するということもあるかと思います。ホノルル空港には、各社のレンタカー受付窓口(日本語可。他島は不可の場合が多い)があるので、そちらに行って指示を受けましょう。

なお、レンタカーの詳細情報については、「レンタカーの利用法」のページをご覧ください。

ザ・バス(TheBus)は利用制限あり

ホノルルの市街地を往来する公共バスの「ザ・バス(TheBus)」を利用してワイキキまで行くことも可能です。料金もたったの2.75ドル(大人)です。ただし、スーツケース、大型のリュックなど、大きいカバンを持っていると乗車できない(※)ので、旅行初日に利用することは まず不可能だと考えておいた方がよさそうです。ちなみに、19番、20番のバスがワイキキ行き(クヒオ・アベニュー沿い)となりますが、ワイキキと反対方向へも循環しているので、くれぐれも乗車時に「ワイキキ方面行き」であることを確認しましょう。

(※) 24インチ×14インチ×9インチ以内(61cm×46cm×30cm以内)のサイズのカバンを1個まで持ち込み可能。つまり、デイパック程度のサイズのカバンまで。車内での飲食・喫煙も不可。その他 詳細規定はこちら

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